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J-GLOBAL ID：201502208428078691   整理番号：15A1203089

PEG-ヒドロゲル微小溝構造の壁面における勾配依存細胞運動性の増大

Slope-Dependent Cell Motility Enhancements at the Walls of PEG-Hydrogel Microgroove Structures

著者 (3件)： KUSHIRO Keiichiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SAKAI Takamasa (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TAKAI Madoka (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Langmuir  (Langmuir)
巻： 31  号： 37  ページ： 10215-10222  発行年： 2015年09月22日 
JST資料番号： A0231B  ISSN： 0743-7463  CODEN： LANGD5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細胞運動に対する物理的な周囲環境の影響を調べるために,基板の微小形状に対する細胞運動性の変化として,チオール変性およびマレイミド変性品を等モル混合したテトラ(ポリエチレングリコール)(テトラ-PEG)にRGDCペプチドを混合したヒドロゲル上に,微小溝または2D線状パターンを形成した接着性基板を用いて,自由運動状態のヒト上皮細胞MCF-10Aの挙動を調べた。共焦点顕微鏡観察およびアクチン,ビンクリンおよびパキシリンを用いた免疫染色により,細胞運動性は微小溝近傍で顕著に増大し,平滑面および2D線状パターンに比べて約3倍の運動性を示すことがわかった。微小溝で特に壁面の傾斜角が90°の場合(垂直壁面)における効果が顕著で,57°あるいは123°では効果は低下した。微小表面トポグラフィを用いた微小環境の効果を解析した結果は,癌細胞の転移などの診断に有益である。

シソーラス用語： *ポリエチレンオキシド ,  *ヒドロゲル ,  *溝形 ,  *壁面 ,  *細胞運動 ,  メルカプト基 ,  オレフィン化合物 ,  酸イミド ,  脂肪族カルボン酸 ,  不飽和カルボン酸 ,  上皮細胞 ,  培養細胞 ,  光学顕微鏡法 ,  アクチン ,  ビンクリン ,  アダプタータンパク質 ,  リンタンパク質 ,  免疫染色 ,  トポグラフィー【形態】 ,  腫瘍転移 ,  細胞接着 ,  *オリゴペプチド ,  *表面構造 ,  エーテル ,  脂肪族アルコール ,  MCF10A細胞 ,  *テトラペプチド ,  パキシリン ,  マレイミド類 ,  表面トポグラフィー ,  共焦点顕微鏡法 ,  細胞結合 ,  結合 ,  *構造
準シソーラス用語： 共焦点顕微鏡観察

分類 (4件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  ポリエーテル  (YH07050T) ,  ペプチド  (CF10080G)

物質索引 (1件)： テトラエチレングリコール

タイトルに関連する用語 (6件)： PEG ,  ヒドロゲル ,  微小 ,  壁面 ,  勾配 ,  細胞運動性