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J-GLOBAL ID:201502208550358092   整理番号:15A0406375

非侵襲法による中国のコインの微細構造と表面特徴の探査

Exploring microstructure and surface features of Chinese coins using non-invasive approaches
著者 (5件):
資料名:
巻: 332  ページ: 205-214  発行年: 2015年03月30日 
JST資料番号: B0707B  ISSN: 0169-4332  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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中国コインは重要であるにも関わらず,コイン表面特性の知識はほとんど未知である。今日まで,大半の分析技術(断面解析,誘導結合プラズマ質量分析,熱分析など)は調べる試料の一部もしくは全部の破壊を免れず,これは貴重な対象物(工芸品や遺跡)にとって致命的である。本報では,系統的に一連の1元の中国コインの表面を調べ,その化学組成,形態及び微細構造特徴を非侵襲技術を用いて明らかにした。調査は走査電子顕微鏡とエネルギー分散X線分光の組合せとX線回折により行った。これらの方法の適用で,試料の組成,形態,微細構造及び物理特性を,試料を破壊することなく明瞭に探査できた。コインの同定は発行権威の名前と花パターンの観点から達成した。試料の形態観察は,これらのコインがほぼ均質な表面を,有することを呈示し,このような発見が貨幣鋳造技術の定式化を可能にした。そのほか,エネルギー分散X線分光が,表面仕上げ技術と製造プロセスを理解するのに大事な微少な元素の存在を容易に探査する検出可能性故に,これらコインの探査に重要な役割を演ずることを証明した。所見は,コインが高純度ニッケルでできており,一般に高度の精錬プロセスが施されていることを呈示した。幾つかのコインで検出された微量炭素は精錬プロセスが正確には同様ではないことを示した。これらのコイン試料は,高度に結晶性で面心立方構造であることが見出された。更に,コインの表面特徴に光を注ぐために,その物理特性(たとえば面間間隔,格子パラメータ,格子微小歪,X線密度,転位密度,空隙率)を詳細に調べた。結果は,著者らのプロトコルが在来の分析法の実行可能な付属物或は代替品であることを実証した。もっと重要なことは,在来法と異なり,著者らのプロトコルが交換できない工芸品探査に極めて重要な,全く非破壊的だということである。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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鋳造製品  ,  非破壊試験 
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