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J-GLOBAL ID：201502208628468486   整理番号：15A1369713

農地炭素貯留による農作物のブランド化に対する消費者の価値評価

著者 (4件)： 田靡裕祐 (立命館大 地域情報研) ,  西出崇 (北九州市大) ,  柴田晃 (立命館大 地域情報研) ,  鐘ケ江秀彦 (立命館大 政策科学)
資料名： 木質炭化学会誌  (Wood Carbonization Research)
巻： 12  号： 1  ページ： 9-16  発行年： 2015年10月01日 
JST資料番号： L7845A  ISSN： 1349-3418  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 低炭素社会の実現に向けて,農地炭素貯留を地域社会に政策的に実装する試みがなされている。京都府亀岡市の事例では,農地炭素貯留による地球環境の保全を新たな付加価値ととらえることによる農作物のブランド化が進められている。このような新しい考え方に基づいた農作物のブランド化が,消費者にどのように評価されるのかについて,社会調査データを用いた分析を行った。その結果「地球環境を守る」農作物の価値は,安全・安心や地産池消といったような他の付加価値と同様に消費者に訴求する可能性を有しており,相対的に女性や高齢層に支持される傾向が明らかとなった。その一方で,高齢層においては「炭を使う」農法と地球環境の保全とが認知的に結びついておらず,販売の場面においてブランドの概念や仕組みを解り易く伝える必要があることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 二酸化炭素貯留 ,  農地 ,  *農作物 ,  *ブランド ,  意識 ,  安全性 ,  情動 ,  活性化 ,  地域活性化
準シソーラス用語： 炭素貯留 ,  消費者の認識 ,  安心

分類 (1件)： 作物栽培一般  (FC03010R)

引用文献 (22件)：

• 吉田文和,池田元美(2009)持続可能な低炭素社会,北海道大学出版会(札幌),pp.107-126
• 大西隆,小林光(2010)低炭素都市-これからのまちづくり,学芸出版社(京都),pp.198-248
• 柴田晃(2011)高温学会誌,37(2),37-42
• 井上芳恵(2011)炭を使った農業と地域社会の再生,公人の友社(東京),pp.14-17
• 田靡裕祐,柴田晃,鐘ヶ江秀彦(2013)創地共望:立命館大学地域情報研究センター紀要, 2,71-80

タイトルに関連する用語 (6件)： 農地 ,  炭素貯留 ,  農作物 ,  ブランド ,  消費者 ,  価値評価