抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
太陽光発電システム(PVシステム)の導入量が急激に伸びており,メーカ各社はPVシステムの出力低下や故障に関する保証も充実させている。しかし,出力低下の判断は簡単ではない。著者らは,%電力量を用いた出力低下の診断法を提案している。この方法は,SV法や乖離度で考慮されているモジュール温度と傾斜面日射強度の補正のみから,出力の推定を行い,実測された発電電力と比較して出力低下を推定する方法である。本論文では,%電力量と発電量の相関関係から,%電力量を指標としたPVシステムの出力低下診断の有用性を評価した。その結果,日射変動の激しい日や曇天の日でも,その前後の傾向を勘案すれば出力低下の判定が可能であること,傾斜面日射強度とモジュール温度が実測されていない場合,水平面日射強度,気温,風速の気象データから評価した%電力量でも出力低下診断が可能であることが分かった。誤差の程度も評価した。また,%電力量を使った判定基準を決定する方法も提案した。