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J-GLOBAL ID:201502208721387682   整理番号:15A0811149

2010年のロシアの干ばつが太陽誘起クロロフィル蛍光の衛星観測データに与えた影響:モデリングならびに衛星によって回収された反射率のパラメータの比較により得られた見解

The 2010 Russian drought impact on satellite measurements of solar-induced chlorophyll fluorescence: Insights from modeling and comparisons with parameters derived from satellite reflectances
著者 (11件):
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巻: 166  ページ: 163-177  発行年: 2015年09月01日 
JST資料番号: C0252B  ISSN: 0034-4257  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,2010年のロシアの干ばつと熱波による影響を受けた地域を対象に,太陽誘起クロロフィル蛍光(SIF)の衛星による観測データについて調べた。数十年にわたって光合成活性を観測するのによく利用される,正規化植生指数(NDVI)のように,SIF観測データは,光合成有効放射吸収量(fPAR)に対して,感受性を有する。しかし,SIFは,光合成収率に関与する蛍光収率と同様に,PARに対しても感受性を有する。衛星データより得られたSIFおよびNDVIは共に,農地と草原に占められる地域において,2007~2013年の他の年とは異なり,2010年の成長期に,干ばつによる減少を示した。これは,fPARに対する,乾燥条件の早期の兆候を示すものであった。MODISのfPAR回収データを用いて,蛍光ならびに光合成における光利用効率(LUE)に関連する,SIF/APARを算出した。混合林によって占められる地域を含む,すべての土地において,干ばつによる蛍光効率の損失がみられた。農地や草原とは異なり,混合林の地域では,干ばつによるfPARの顕著な減少はみられなかった。また,観測ベースの気象場によって稼働する全球地表面モデルを用いて,SIFと総一次生産(GPP)を算出した。本モデルは,SIFに与える干ばつと熱の影響について,精度の高いシミュレーションを行うものであるが,モデルによって推測されたSIFと観測されたSIFとで,干ばつ応答のピークが生じる時期に,いくつかの差異がみられた。モデルのデータから,混合林における,蛍光および光合成LUEの干ばつによる減少は,SIFおよびGPPの損失を生じていることがわかった。農地ならびに草原における,干ばつによるSIFおよびGPPの損失は,LUEとfPARの減少によるものだと考えらえた。SIFと,NDVIもしくはfPARデータとの組み合わせは,モデル性能の評価において,重要な情報源となりうることが示唆された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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リモートセンシング一般  ,  植物生理学一般 

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