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J-GLOBAL ID:201502208811850187   整理番号:15A1169304

ヒト神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞におけるアポトーシス促進性因子によって誘導される細胞死に対するウンデシレン酸(UDA)の神経保護効果におけるPI3-K/Akt活性化とAIF転位の抑制の関与

An Involvement of PI3-K/Akt Activation and Inhibition of AIF Translocation in Neuroprotective Effects of Undecylenic Acid (UDA) Against Pro-Apoptotic Factors-Induced Cell Death in Human Neuroblastoma SH-SY5Y Cells
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巻: 116  号: 12  ページ: 2882-2895  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: D0326B  ISSN: 0730-2312  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ウンデシレン酸(UDA)は天然に存在する11-炭素不飽和脂肪酸であり,経済的な抗真菌剤および栄養補助食品として,数年前から使用されてきた。最近では,神経保護薬としてUDAの潜在的有用性は,μ-カルパイン活性を阻害するというこの薬剤の能力に基づいて提案されている。UDAの神経保護の可能性を確認するために,ヒト神経芽細胞腫SH-SY5Y細胞においてアポトーシス促進性因子(スタウロスポリンおよびドキソルビシン)および酸化ストレス(過酸化水素)により誘発される細胞損傷に対するこの化合物の保護効果を試験した。UDAが部分的にスタウロスポリンおよびドキソルビシン誘発細胞死に対してSH-SY5Y細胞を保護することを示した。しかし,この効果は,カスパーゼ3活性に対する影響とは関連がなかった。UDAは,Doxモデルにおいて細胞質のAIF量にのみ影響を与えたのに対し,ミトコンドリアおよび細胞質のAIF量のSt誘発変化を減少させた。また,UDA(1-40μM)は,過酸化水素媒介壊死(PI染色,ADP/ATP比)およびアポトーシス(ミトコンドリア膜電位,カスパーゼ3の活性化,AIFの転位)の減衰に関連した過酸化水素によって誘導される細胞損傷を減少させた。最後に,PI3-K Akt経路の阻害剤(LY294002)は,SH-SY5Y細胞損傷のすべての試験モデルにおいて,UDAによって媒介される保護を阻止したが,MAPK/ERK1/2経路の阻害剤(U0126)はしなかったことを明らかにした。これらのin vitroのデータは,UDAの潜在的に効果的な神経保護の有用性について,さらに動物実験で検証する必要があることを示す。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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神経系作用薬一般  ,  神経系一般  ,  細胞生理一般 
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