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J-GLOBAL ID：201502208835831611   整理番号：15A0662921

新たに遡上できるようになった生息地に定住したマスノスケ(Oncorhynchus tshawytscha)とギンサケ(Oncorhynchus kisutch)の移動分散と生産性

Dispersal and productivity of Chinook (Oncorhynchus tshawytscha) and coho (Oncorhynchus kisutch) salmon colonizing newly accessible habitat

著者 (6件)： ANDERSON Joseph H. (Washington Dep. Fish and Wildlife, WA, USA) ,  FAULDS Paul L. (Seattle Public Utilities, WA, USA) ,  BURTON Karl D. (Seattle Public Utilities, WA, USA) ,  KOEHLER Michele E. (Seattle Public Utilities, WA, USA) ,  ATLAS William I. (Simon Fraser Univ., BC, CAN) ,  QUINN Thomas P. (Univ. Washington, WA, USA)
資料名： Canadian Journal of Fisheries and Aquatic Sciences  (Canadian Journal of Fisheries and Aquatic Sciences)
巻： 72  号： 3  ページ： 454-465  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： H0491A  ISSN： 0706-652X  CODEN： CJFSDX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： カナダ (CAN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,2003年に米国ワシントン州の河川のダムに構築された魚梯の有効性を評価する目的で,ダム上流の新たな生息地のマスノスケ(Oncorhynchus tshawytscha)とギンザケ(O. kisutch)の二世代目について遺伝子解析による親子鑑定を行い,「再生産」のための定住なのか,それとも「迷い込み」の結果としての定住なのか個体識別を行った。数年間について調べた結果,魚梯の構築直後では,両魚種とも迷い込みによる定住が認められたが,年の経過とともに遡上した個体の総数に占めるその割合は低下し,再生産による定住の個体の割合が増した。本研究により,サケ属魚類は環境修復により遡上できるようになった生息地に迅速に再定住する能力を有していることが明らかとなった。

シソーラス用語： *魚道 ,  *ギンザケ ,  *マスノスケ ,  ワシントン州 ,  生産 ,  生息場所 ,  *土地利用 ,  ダム
準シソーラス用語： *Oncorhynchus kisutch ,  *Oncorhynchus tshawytscha ,  *魚梯 ,  再生産 ,  産卵場所 ,  *生息場所利用

分類 (3件)： 魚類  (FH02020K) ,  水産土木  (FH01030O) ,  個体群生態学  (EE03030S)

タイトルに関連する用語 (6件)： 遡上 ,  生息地 ,  定住 ,  マスノスケ ,  Oncorhynchus ,  移動分散