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J-GLOBAL ID：201502208853370231   整理番号：15A1070862

東北地方太平洋沖地震の鉄道盛土円弧すべり解析による被害要因の考察

A STUDY ABOUT FACTORS WHICH CAUSED RAILWAY EMBANKMENT DAMAGES BY CIRCULAR SLIP ANALYSIS

著者 (5件)： 藤原寅士良 (東日本旅客鉄道株式会社 構造技術センター) ,  中村貴志 (東日本旅客鉄道株式会社 構造技術センター) ,  谷口善則 (東日本旅客鉄道株式会社 研究開発センター) ,  高崎秀明 (東日本旅客鉄道株式会社 研究開発センター) ,  金田淳 (東日本旅客鉄道株式会社 研究開発センター)
資料名： 土木学会論文集 A1(構造・地震工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. A1 (Structural Engineering & Earthquake Engineering) (Web))
巻： 71  号： 4  ページ： I.87-I.94 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0201A  ISSN： 2185-4653  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震では,広範囲に渡り土構造物の被害が確認された.その中で,円弧すべりモードで被災したと想定される10箇所の盛土とその近傍で被害を受けなかった盛土を対象に,鉄道土構造物の新設時における地震時変形評価手法であるニューマーク法により解析を行った. 解析結果や既往研究からの被害要因を考慮した検討を行った結果,被災盛土は降伏震度が概して0.3以下であった点,また降伏震度が0.3以上であっても,支持地盤に有機質土を含んでいたり,地下水位が高く,支持地盤表層や下部盛土材料の細粒分が35%以下の場合,被害が発生していた点が確認された.(著者抄録)

シソーラス用語： *震災 ,  大地震 ,  関東地方 ,  東北地方 ,  *盛土 ,  *鉄道路盤 ,  滑り ,  円弧 ,  斜面 ,  塑性変形 ,  リスク分析
準シソーラス用語： *円弧滑り ,  *鉄道盛土 ,  東日本大震災 ,  東日本大地震

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  土工計画,土工事  (RA07050R)

引用文献 (16件)：

• 特集「東北地方太平洋沖地震と鉄道構造物亅,東日本旅客鉄道株式会社編,SED,No.37,2011.11.
• 那須誠:地盤被害が大規模に生じた盛土や自然斜面と地盤の関係,第26回地震工学研究発表会講演論文集,pp.101-104,2001.8.
• 高浜勉,翠川三郎:地盤条件を考慮した鉄道構造物の被害関数の構築,日本地震工学会論文集,第9巻, 第5号,pp.42-56,2009.
• 国富和眞,小林育夫,松井保,山崎聡一,安川郁夫:阪神・淡路大震災による道路盛土被害の構造的要因分析,日本地震工学シンポジウム論文集, vol.10-1,pp.437-442,1998.
• 丸山喜久,山崎文雄,用害比呂之,土屋良之:新潟県中越地震の被害データに基づく高速道路盛土の被害率と地震動強さの関係,土木学会論文集A,Vol.64,No.2,pp.208-216,2008.

タイトルに関連する用語 (6件)： 東北地方太平洋沖地震 ,  鉄道盛土 ,  円弧すべり ,  解析 ,  被害 ,  要因