抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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チャトゲコナジラミ防除に冬季のマシン油乳剤散布が行われる。マシン油乳剤散布は赤焼病の発病を助長するとされる。赤焼病の発病助長とマシン油乳剤散布の関係及び発病助長を抑制する方法を検討した。マシン油乳剤は越冬葉の赤焼病菌の気孔感染を増加させる可能性が考えられた。赤焼病菌の接種前日にマシン油乳剤を散布すると発病を激しく助長した。マシン油乳剤は,97%乳剤は油膜の残存期間が長く銅水和剤の防除効果に影響を与えるので,98%乳剤が良い。赤焼病が発病している茶園では,銅剤を先に散布しマシン油乳剤をその後に散布する方法(事前散布法)が発病助長の抑制に有効であり,マシン油乳剤を先に散布すると助長抑制効果がなく,混用散布は助長抑制効果が低い。事前散布法はチャの品種に影響を受けない。事前散布法で銅水和剤7種類を比較したところ,カスガマイシン・銅水和剤,水酸化第二銅水和剤,塩基性硫酸銅水和剤が有効であった。