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J-GLOBAL ID：201502208883219007   整理番号：15A0946388

いくつかの高分子電解質-界面活性剤混合物における高い粘性のメソスコピックな起源について

On the mesoscopic origins of high viscosities in some polyelectrolyte-surfactant mixtures

著者 (7件)： HOFFMANN Ingo (Stranski-Laboratorium fuer Physikalische und Theoretische Chemie, Inst. fuer Chemie, Technische Universitaet Berlin ...) ,  FARAGO Bela (Inst. Max von Laue-Paul Langevin (ILL), F-38042 Grenoble Cedex 9, FRA) ,  SCHWEINS Ralf (Inst. Max von Laue-Paul Langevin (ILL), F-38042 Grenoble Cedex 9, FRA) ,  FALUS Peter (Inst. Max von Laue-Paul Langevin (ILL), F-38042 Grenoble Cedex 9, FRA) ,  SHARP Melissa (Inst. Max von Laue-Paul Langevin (ILL), F-38042 Grenoble Cedex 9, FRA) ,  PREVOST Sylvain (Stranski-Laboratorium fuer Physikalische und Theoretische Chemie, Inst. fuer Chemie, Technische Universitaet Berlin ...) ,  GRADZIELSKI Michael (Stranski-Laboratorium fuer Physikalische und Theoretische Chemie, Inst. fuer Chemie, Technische Universitaet Berlin ...)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 143  号： 7  ページ： 074902-074902-11  発行年： 2015年08月21日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 逆に帯電した高分子電解質(PE)界面活性剤混合物では,かなり低濃度においても溶液のレオロジーパラメータの制御が可能である。例えば,ポリカチオンJR 400の1 wt. %溶液への0.3 wt. %のアニオン性界面活性剤の添加は,粘性を4桁増大させる。最近,著者らは,この増大が複数の高分子電解質鎖を相互接続する,混合ロッド状PE/界面活性剤凝集体の形成に関連することを示すことができた[Hoffmannら, Europhys.Lett. 104, 28001 (2013)]。本論文では,凝集体に関する著者らの構造モデルを精密化し,異なるアニオン性界面活性剤の内部構造に対するより一貫性のある描像を得た。小角中性子散乱(SANS)および中性子スピンエコー(NSE)を組み合わせることにより,凝集体のサイズを決定できた。異なる差異を比較することによって,凝集体の内部構造が解明でき,凝集体の中のPEは比較的高い動きの自由度を維持していることが見られた。さらに,混合凝集体の構造と動力学に対する界面活性剤濃度と型の影響を調べた。凝集体の構造パラメータは,界面活性剤濃度と頭部にほとんど依存しないことが見出された。しかしながら,凝集体中に十分な量のPEを取り込むことは,凝集体の粘性を増大させるために極めて重要である。1 wt. % PE濃度での粘性試料を0.3 wt. %でのPE濃度の試料と比較することにより,粘性の顕著な増大は見られず,この低いPE濃度で類似の凝集体が既に形成されることを見出した。しかしながら,この中に取り込まれたPEの量は,複数のPE鎖を相互連結するには不十分であり,したがって,これらは粘性を増大させない。このように,コントラスト変化のあるSANSとNSEを結びつける今回の詳細な研究で,粘性挙動を説明するだけでなく,特にこの複合体内部の高分子電解質の構造および動力学に関する詳細な情報を導き出すことが可能になった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *高分子電解質 ,  *界面活性剤 ,  *混合物 ,  *粘性 ,  *メソスコピック系 ,  レオロジー ,  凝集体 ,  モデル ,  陰イオン界面活性剤 ,  内部構造 ,  小角中性子散乱 ,  スピンエコー ,  アルキルベンゼン
準シソーラス用語： アニオン性界面活性剤 ,  ポリカチオン【高分子】 ,  構造モデル ,  中性子スピンエコー ,  ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム

分類 (2件)： 高分子溶液・融液のレオロジー  (BL01013Z) ,  高分子溶液の物理的性質  (CG02013S)

物質索引 (1件)： ドデシルスルホン酸ナトリウム

タイトルに関連する用語 (5件)： 高分子電解質 ,  界面活性剤 ,  混合物 ,  粘性 ,  起源