抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,アジアと欧州を結ぶ最短ルートとして北極海航路の注目度が高まっている。国際海事機関(IMO)では極海を航行する船舶の安全確保および極海の環境保護等を目的として「極海域における船舶航行のための国際基準(Polar Code)]を定めた。本稿ではその概要と各方面への影響について説明した。同Codeは安全措置(Part I)と環境保護(Part II)から構成されている。それぞれのPartは義務要件Aと推奨要件Bに分かれており,I-Aは12章,II-Aは5章ある。同海域を航行する船舶に対して,航行できる氷の状況により,A,B,C3つのカテゴリーのPolar Ship Certificateの取得を義務付けている。これを取得するには船舶の安全性や環境損害リスクを低減するための計画などを含めたアセスメントが必要である。