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J-GLOBAL ID：201502209023865919   整理番号：15A0871812

PESの視点から見た森林環境税及び水源基金の課題 - 愛知県の事例検討を中心に

著者 (1件)： 曹穎 (名古屋大学環境学研究科)
資料名： 水資源・環境研究(Web)  (Journal of Water and Environmental Issues (Web))
巻： 28  号： 1  ページ： 75-81 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0545A  ISSN： 1883-9398  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 1990年代以降、「生態系サービスへの支払い」(Payment for Environmental Services: PES)の考え方に基づいて各種の生態系サービスを維持・保全するための制度ないし仕組みが、世界各地で導入されるようになってきた。本論文では、日本のPES類似制度として、「あいち森と緑づくり税」と「豊川水源基金」、「矢作川水源基金」を取り上げ、その概要とPESに含まれる三要素((1)費用負担、(2)補償、(3)事業)を用いて、費用負担と補償の適合性および事業の効果を分析した。その結果、「あいち森と緑づくり税」は、生態系サービスに対して新たな財源を徴収した取り組み自体がPES類似の制度と見なすことができた。また、二つの基金は生態系サービス全体を対象としていないが、限定した生態系サービス(水源涵養機能)に対する支払いであり、PES類似の制度と言えた。(著者抄録)

シソーラス用語： *取引 ,  *環境税 ,  森林 ,  事例研究 ,  愛知県 ,  水資源 ,  *基金 ,  環境保全 ,  補償 ,  事業 ,  河川 ,  環境政策
準シソーラス用語： *生態系サービスへの支払い ,  *森林環境税 ,  *水源基金 ,  費用負担 ,  矢作川 ,  豊川

分類 (1件)： 環境問題  (SA01020V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 視点 ,  森林環境税 ,  水源 ,  基金 ,  愛知 ,  事例検討