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J-GLOBAL ID:201502209025934462   整理番号:15A1088736

南中国の眉山断面のペルム系-三畳系移行部の生物と堆積物の完全な記録:生態学的に評価した大量絶滅とその後

Complete biotic and sedimentary records of the Permian-Triassic transition from Meishan section, South China: Ecologically assessing mass extinction and its aftermath
著者 (17件):
資料名:
巻: 149  ページ: 67-107  発行年: 2015年10月 
JST資料番号: B0834A  ISSN: 0012-8252  CODEN: ESREA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ペルム系-三畳系境界の国際標準模式層断面及び地点である眉山からの既存文献と新データを基に,ペルム紀-三畳紀(P-Tr)移行期の全化石と堆積記録をレビューし,大量絶滅(PTME)とその後を生態学的に評価した。新たに8つのコノドント帯を設定した。化石片含有量と生痕多様性は,薄い層序間隔のBed24e5とBed24e6の境界に大きな転換が生じ,Bed25-26aで後生動物大量絶滅と同時に劇的に衰退した。P-Tr移行期の生態的危機がPTMEの第1・2期に一致する個別の2ステージから成ることを示す。黄鉄鉱フランボイドのサイズの変動が示す堆積環境は,チャンシンジアン最末期に無酸素から強還元に移行,Bed25-26aで強還元,Bed27で貧酸素,グリンスバッキアンの大半を通して強還元から無酸素へ変化する酸化還元状態であった。Bed24eからBed27に海面水温が約9°C上昇したことにより,Bed25-26aで生物多様性と化石片含有量が劇的に衰退したが,全生態学的指標にはほとんど影響がなかった。後生動物と内生動物は絶滅前の無酸素-強還元状態に冒されなかったようだ。無酸素イベントは,従来の推定よりずっと短期間に生じ,Bed25-26aだけに記録されている。化石片含有量・生痕動物群・生痕ファブリック・黄鉄鉱フランボイドのサイズは,Bed27の海洋の酸性化と無酸素の徴候を示さない。初期グリンスバッキアンの無酸素に起因し,下部Yinkeng層では生痕動物群と後生動物が稀で,小さく単純な水平の巣穴Planolites属の生痕動物群と多様性が低く豊富度が高い後生動物群が特徴的である。海面水温の急上昇と短期の無酸素または酸性化は生物危機の最初のパルスと一致するが,長期の高海面水温による広範な無酸素は,第2パルスの大部分の生物の死に決定的だったようだ。後期グリンスバッキアンに,環境改善と結びついて海洋生態系は回復し始めた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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古生代  ,  古生代 

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