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J-GLOBAL ID:201502209055214723   整理番号:15A1100908

インドネシアの津波被害を受けやすい地域社会における津波に対する備えのモデル

Model of Tsunami Preparedness for Indonesian Tsunami Prone Areas Communities
著者 (4件):
資料名:
巻: 10  号:ページ: 957-965  発行年: 2015年10月01日 
JST資料番号: F1399A  ISSN: 1881-2473  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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津波災害は地震発生後,数分から数時間後に発生する。インドネシアは群島を取り巻くプレート境界の活動により発生する津波の被害を受けやすい。災害による被害を緩和し人々に災害に対する備えをさせるために,備えの程度に影響を与える重要な変数を関連付けるモデルが必要となる。そのようなモデルは,インドネシアのように集産主義的な文化が強く根付いている人々に対しては存在しない。本研究は主として津波に対する備えに関する新しいモデルを,既存のモデルを元に,それに不足している地域社会に対する感覚という変数を付加することで確立することを目的とした。既存のモデルはアラスカのコディアックの個人主義の文化に基づいて開発された。インドネシアのように文化が非常に集産主義的なところでは,そのような変数は津波に対する備えのモデルにおいて重要な役割を果たす可能性がある。このモデルをインドネシアのパラントリティスとバンダ・アチェにおいて検証した。その結果を地域社会に関する変数が欠如している既存のモデルと比較した。既存のモデルにおける変数の相互に関連する依存的な関係が,インドネシアにおける津波に対する備えとして提案されたモデルにおけるものと2つの大きな違いがあるものの,類似していた。まず,地域社会に対する感覚が権限委譲に対するもっとも重要な変数であることを示した。一方,権限委譲に対する地域社会の関わりの影響はインドネシアにおいてより低くかった。次いで,地域社会の参加は集産主義的社会における備えに対して取るに足らない直接的な影響を与えた。従って,集産主義的社会における地域社会の感覚を考慮することなく,備えに対する教育と情報による地域社会の直接的な開発は備えに対する改善に大きな影響を与えるとは考えられない,ということができる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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自然災害 
引用文献 (69件):
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