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J-GLOBAL ID：201502209093360601   整理番号：15A0882756

原発回帰という隘路 福島原発事故の賠償-何が問われているのか

著者 (1件)： 除本理史 (大阪市大 大学院経営学研究科)
資料名： 都市問題  (Journal of the Tokyo Institute of Municipal Research)
巻： 106  号： 8  ページ： 9-13  発行年： 2015年08月01日 
JST資料番号： S0255A  ISSN： 0387-3382  CODEN： TOMOA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福島原子力発電所の事故に対する損害賠償について,その仕組みと紛争の論点を解説した。東京電力が倍賞すべき損害の範囲については,原子力損害賠償紛争審議会が指針を出し,大部分はそれによって規定される。被害者が規定以外の損害を主張するには,原子力損害賠償紛争解決センターへの申し立てや訴訟による提起が必要である。賠償の金額については,避難指示があった区域とそれ以外の区域で大きな格差があり,紛争解決センターへの申し立てが多かった。紛争解決センターは,放射線被爆の恐怖,不安,様々な生活上の制約を認め,避難区域以外の住民への賠償支払いを認めた。避難によって生じた精神的損害を賠償するよう,集団訴訟が各地で提起されている。

シソーラス用語： 福島県 ,  原子力発電所 ,  *原子炉事故 ,  *損害 ,  *補償 ,  避難 ,  危険区域 ,  会議 ,  行政機関 ,  電気供給業 ,  住民運動 ,  訴訟 ,  地域差
準シソーラス用語： 原子力損害賠償紛争審議会 ,  原子力損害賠償紛争解決センター ,  東京電力

分類 (2件)： その他の災害,防災  (RA02040X) ,  社会問題  (MA01070S)

タイトルに関連する用語 (3件)： 原発 ,  隘路 ,  福島原発事故