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J-GLOBAL ID：201502209098829500   整理番号：15A0943070

スライドモーション制御による角筒インパクト成形の高精度化

Improved Form Accuracy through Slide Motion Control in Impact Extrusion of Square Cups

著者 (2件)： 四宮徳章 ((地独)大阪府立産業技術総合研究所) ,  白川信彦 ((地独)大阪府立産業技術総合研究所)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 56  号： 654  ページ： 570-574 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 二次電池用筐体の成形に当たり,金型費を要することや歩留りの悪さ等の課題があった深絞り成形から,近年では,インパクト成形が注目されている。本報では,角筒インパクト成形において,パンチひずみの計測やハイスピードカメラによる撮影を行うことで,寸法精度が安定しない原因を調査するとともに,サーボプレスのスライドモーション制御を活用して板厚分布のばらつきを抑制するモーションについて検討を行い,寸法精度の向上を試みた。以下にその結果を述べた。1)低速で成形した場合と比較して,不良率は同程度であるが,高速で成形した場合の板厚のばらつきは小さくなった。2)成形不良の原因となる曲げ方向のパンチひずみの発生は,パンチがスラブに衝突する際にスラブが不安定に動くことに起因する。3)成形初期においてスラブがダイに充満するまでの間にパンチの進行・後退を繰り返すパルス成形を行うことで,パンチの曲げ方向の弾性変形を低減でき,成形品の板厚精度を高めることができた。

シソーラス用語： 中空体 ,  *二次電池 ,  *キャビネット ,  歩留り ,  深絞り加工 ,  高速度カメラ ,  撮影 ,  寸法精度 ,  ポンチ ,  スラブ ,  *波形成形 ,  弾性変形
準シソーラス用語： *サーボプレス ,  *スライドモーション ,  *ダイ【金型】 ,  ばらつき ,  角筒 ,  *高精度化 ,  成形品 ,  成形不良 ,  *板厚分布

分類 (1件)： 特殊成形  (WC04040W)

引用文献 (9件)：

• 1) 久野修・久野功雄・岩尾潔・福安雄一・水谷豊:素形材,52-12(2011),14-19.
• 2) 渡辺翼・本村貢・萩原明夫・小西玄太:軽金属,62-10(2012),363-369.
• 3) 楊明・西村尚:塑性と加工,55-645(2014),897-901.
• 4) Osakada, K., Mori, K., Altan, T. & Groche, P. :CIRP Annals - Manufacturing Technology,<b>60</b>(2011),651-672.
• 5) 四宮徳章・白川信彦:塑性と加工,54-629(2013),542-546.

タイトルに関連する用語 (4件)： モーション制御 ,  角筒 ,  インパクト ,  高精度化