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J-GLOBAL ID:201502209120040389   整理番号:15A0495458

直読式有機ガスモニターの性能に関する干渉物質の影響

Effect of interferents on the performance of direct-reading organic vapor monitors
著者 (2件):
資料名:
巻: 65  号:ページ: 261-269  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: H0011B  ISSN: 1096-2247  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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携帯型の直読式有機ガスモニターは調査用の機器として使用可能であり,危険性の評価装置として応用されているが,複数のガスがモニターの性能へ与える影響についてのデータが不足している。本研究ではMIRAN SapphIRe社の携帯型周辺空気分析装置(SAP)とCentury携帯型毒性ガス分析装置(TVA-1000)を対象として,装置の性能へ与える干渉物質の影響について検討した。なおTVA-1000は光イオン化検出器(PID)と炎イオン化検出器(FID)のモデルについて検討した。実験では測定対象のガスとしてシクロヘキサン,潜在的な干渉物質としてヘキサン,エチルエチルケトン,トリクロロエチレン,トルエンを使用し,21°C,相対湿度90%の条件で測定を行った。実験条件はシクロヘキサン濃度が30,150,300,475 ppmで,シクロヘキサンに対する干渉物質の比(%)が33:67,50:50,67:33,100:0について各5回の実験を行い,実験結果をNIOSH Method 1500と比較した。実験の結果,偽陰性がPIDで最も頻繁に発生し(21.1%),次いでFIDの4.8%,SAPの0.2%であった。参照用の方法であるNIOSH Method 1500の結果と比較して,全ての装置による測定値は正の偏差を持っており,参照濃度の2倍を超える濃度を示す場合もあった。偏差はPID,SAP,FIDでそれぞれ36.8%,19.8%,6.3%であった。95%信頼区間の評価は全ての装置の性能が濃度で変化することを示していた。PIDとSAPの性能は干渉物質の存在で変化し,PIDへはトルエンとヘキサンの存在,SAPへはトリクロロエチレンの存在が影響を与えた。検討対象とした検出器の変動性と偏差は揮発性有機化合物の測定のための従来からの収着剤を基本としたチューブ法を置き換えることを妨げた。
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分類 (2件):
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有害ガス調査測定  ,  分析機器 
物質索引 (5件):
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