抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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長野県東部の南佐久郡川上村の森林内に設置された広域侵入防止柵周辺において,構造の異なる3種類の侵入防止柵による防除効果を検討した。広域侵入防止柵として設置された電気牧柵とワイヤーメッシュ柵は,柵内の農地側の森林植生は大きな被害がなく,侵入防止効果が認められた。柵外の森林側で簡易柵を設置した区では,農地側の調査区と差がなく,十分なシカ侵入防止効果がみられるとともに,簡易柵が半壊しシカの侵入が確認できた調査区でも,農地側の調査区に近い状態にまで植生が回復していた。このことから,小規模な面積であれば,柵の一部が破損した場合も,シカ侵入防止効果が一定程度期待できると考えられた。(著者抄録)