抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年の環境に対する関心の高まりから,リサイクルやリユースを考慮した循環型サプライチェーンを構築することが社会的責任や競争優位性を築くためにも必要とされている。すなわち,サプライチェーンが環境要因へ及ぼす影響はリユース・リサイクル製品の使用を促進することによって削減することが可能になる。一方で,このサプライチェーンを維持し続けるためには,環境要因の削減だけでなく費用の観点においてもサプライチェーンを評価する必要がある。これまで経済性を考慮した循環型サプライチェーンの構築に関する多くの研究が行なわれている。しかし,これらの多くは回収品の量があらかじめ一定に設定された静的なモデルが仮定されており,回収量が時間によって異なる場合については取り扱われていない。さらに,すべての回収品が小売店からの発注時に納入されることを仮定していることから,回収量が少ない場合には総費用が高くなる結果となっている。本研究では,リユース・サプライチェーンにおいて回収量が時間変化するモデルを構築し,回収量の時間変化が経済性に及ぼす影響を明らかにする。(著者抄録)