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J-GLOBAL ID：201502209214017764   整理番号：15A1061660

転写およびクロマチン構造とカップリングした選択的スプライシングの調節

Regulation of Alternative Splicing Through Coupling with Transcription and Chromatin Structure

著者 (4件)： NAFTELBERG Shiran (Tel Aviv Univ., Tel Aviv, ISR) ,  SCHOR Ignacio E. (Universidad de Buenos Aires, Buenos Aires, ARG) ,  AST Gil (Tel Aviv Univ., Tel Aviv, ISR) ,  KORNBLIHTT Alberto R. (Universidad de Buenos Aires, Buenos Aires, ARG)
資料名： Annual Review of Biochemistry  (Annual Review of Biochemistry)
巻： 84  ページ： 165-198  発行年： 2015年 
JST資料番号： A0490A  ISSN： 0066-4154  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 選択的スプライシングは遺伝情報の拡大に寄与しており,高等な生物ほど遺伝子あたりの選択的スプライシングの頻度は高くなる。また,種および組織特異的な遺伝子発現にも選択的スプライシングが寄与している。選択的スプライシングの異常が,各種の先天性疾患,精神疾患や脊髄性筋萎縮症などの疾病の原因となることが報告されている。選択的スプライシングは,転写と密接に共役している。転写とスプライシングの関連,その共役の機能的意味,選択的スプライシングと転写の共役のモデルについて紹介した。DNAメチル化,ヒストン翻訳後修飾,クロマチン構造におけるスプライシングの影響,動的スプライシング調節における転写共役の関与などについて解説した。本レビュー論文では,スプライシングにおけるRNAポリメラーゼIIによる転写伸長の影響とスプライシング因子であるSRSF1,SRSF3によるRNAPII結合,ヒストン修飾,クロマチン形成の協調的影響,選択的スプライシングを調節している証拠について概説した。進化研究とゲノムワイド解析はスプライシング単位,イントロンとエキソンの異なる認識機構あることを支持する。遺伝子構造,エピジェネティック制御,RNAPIIは認識機構において異なる役割を果すかもしれない。

シソーラス用語： *選択的スプライシング ,  *転写【遺伝】 ,  *クロマチン ,  化学修飾 ,  メチル化 ,  翻訳後修飾 ,  *RNAポリメラーゼII ,  スプライシング因子 ,  スプライセオソーム ,  組織特異性 ,  エピジェネティクス ,  遺伝的調節 ,  RNA結合タンパク質 ,  分子認識 ,  分子進化
準シソーラス用語： DNAメチル化 ,  アルゴノート蛋白質 ,  エピジェネティックス制御 ,  ヒストン修飾

分類 (1件)： 遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 転写 ,  クロマチン構造 ,  カップリング ,  選択的スプライシング ,  調節