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J-GLOBAL ID：201502209243264371   整理番号：15A0788841

金属環状イットリウムアルキル及びヒドリド錯体:分子間オレフィンヒドロホスフィン化及びヒドロアミノ化における合成,構造及び触媒活性

Metallacyclic yttrium alkyl and hydrido complexes: synthesis, structures and catalytic activity in intermolecular olefin hydrophosphination and hydroamination

著者 (8件)： KISSEL Alexander A. (G. A. Razuvaev Inst. of Organometallic Chemistry of Russian Acad. of Sciences, Tropinina str. 49, 603950 Nizhny ...) ,  MAHROVA Tatyana V. ,  LYUBOV Dmitry M. ,  CHERKASOV Anton V. ,  FUKIN Georgy K. ,  TRIFONOV Alexander A. ,  DEL ROSAL Iker ,  MARON Laurent
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 44  号： 27  ページ： 12137-12148  発行年： 2015年07月21日 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 関連クロロ錯体[L¹]Y(THF)₂(μ-Cl)₂Li(THF)₂(1)による塩複分解の手法を用いて,ジアニオン性エン-ジミド配位子([2,6-iPr₂C₆H₃NC(Me)=C(Me)NC₆H₃iPr₂-2,6]=L¹)で配位された金属環状中性及びイオン性イットリウムアルキル錯体[L¹]Y(CH₂SiMe₃)(THF)₂(2),{[L¹]Y(CH₂SiMe₃)₂}^-{Li(THF)₄}⁺(3),[L¹]Y(OEt₂)(μ-Me)₂Li(TMEDA)(4)をそれぞれ,70,85及び72%の収率で合成した。H₂やPhSiH₃と2の反応で2つのμ-架橋ヒドリドや1つのμ-架橋THF配位子を含む二量体水素化物{[L¹]Y(THF)(μ-H)}₂(μ-THF)(5)を得る(91及び85%収率)。錯体2,3と5のX線研究はYカチオンへのエン-ジアミド配位子のC=C断片のη²-配位を明示した。DFT計算は金属-配位子結合及び金属とエン-ジアミド配位子間の相互作用に関する洞察を与えた。エン-ジアミド断片の結合は(イットリウム中心にて空のd軌道と重なる)二重結合からの良好な供与により部分的に克服される錯体で金属中心の酸性を反映する。DMEでの錯体4の処理はDMEのC-O結合開裂をもたらし,3核メトキシド酸化物錯体[{[L¹]Y}₃(μ²-OMe)₃(μ³-O)]^2-[Li(DME)₃]⁺₂(6)を与えた。錯体2,3,5と7はPhPH₂及びPh₂PHでのスチレン,4-ビニルピリジン及び1-ノネンの分子間ヒドロホスフィン化,更にスチレン及びピロリジンのヒドロアミノ化にとって効率的なプレ触媒である。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *イットリウム錯体 ,  リチウム錯体 ,  クロロ錯体 ,  ヒドリド錯体 ,  オキソ錯体 ,  *付加反応 ,  触媒反応 ,  分子構造 ,  エーテル ,  脂肪族化合物 ,  環状エーテル ,  芳香族炭化水素 ,  アセチレン化合物 ,  ビニル化合物
準シソーラス用語： *ヒドロアミノ化 ,  ヒドロホスフィン化

分類 (3件)： 第3族元素の錯体  (CE01060J) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X) ,  芳香族単環炭化水素  (CF05020W)

物質索引 (9件)： 1-フェネチルピロリジン ,  DME ,  THF ,  ジエチルエーテル ,  ジフェニルエチン ,  スチレン ,  トリメチルシラン ,  N,N′-ビス(2,6-ジイソプロピルフェニル)-2-ブテン-2,3-ジアミン ,  N,N,N′,N′-テトラメチルエタン-1,2-ジアミン

タイトルに関連する用語 (6件)： 金属環 ,  ヒドリド錯体 ,  オレフィン ,  ヒドロホスフィン化 ,  ヒドロアミノ化 ,  触媒活性