抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ハイパースペクトルデータデータを用いて,粘土鉱物中の1900nm以下の構造物(F
1900)の真値を推定することを目的として,深さのプロキシ観測データを評価した。高解像度スペクトロメータと,ハイパースペクトルイメージセンサより得られたデータから,異なる量の大気ノイズの再現値を用いて,最適なプロキシ観測データを特定した。高解像度スペクトルにおいて,2017nmおよび1967nmでの反射率(Ratio
2017/1967)と,1967nmでの連続除去深さ(CRD
1967)は,深さと強い相関を有し,それぞれ,R
2=0.98~0.99およびR
2=0.95~0.96となった。実験室で得られたハイパースペクトル画像については,Ratio
2017/1967およびCRD
1967は,全ての大気ノイズレベルにおいて,深さと強い相関を有していた(それぞれ,R
2=0.94~0.98およびR
2=0.94~0.97)。統合された深さを用いたプロキシ観測データは,相対的に低い性能を有していた。独立した試験において,F
1900の深さは,Ratio
2017/1967だけでなく,CRD
1967によって,一貫して過大評価されていた。現地観測より得られた配列サンプルの,実験室で得られた画像によって測定された深さを用いて,プロキシ観測データによって予測された深さと比較することによって,現地観測画像による検証を実施した。1961~2134nmのデータとの多項式一致より得られた,Ratio
2017/1967(RatioP
2017/1967)は,深さ観測値と,最も近い値をとった。オリジナルデータから得られたRatio
2017/1967は,深さを過小もしくは過大評価していた。オリジナルデータ(CRD
1967)ならびにオリジナルデータとの多項式一致(CRDP
1967)より作成した,連続除去水深の測定データは,F
1900の深さを過大評価した。本研究より,F
1900の深さは,自然発光条件下で得られたデータから予測できるが,プロキシ観測データの選択は,定量的推測に多大な影響を与えることが示された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.