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J-GLOBAL ID:201502209263390799   整理番号:15A1259216

N-メチル化DABCOカチオンを伴うハロクプレート(I)ジグザグ鎖構造-明るい金属中心発光と熱活性化色シフト

Halocuprate(i) zigzag chain structures with N-methylated DABCO cations - bright metal-centered luminescence and thermally activated color shifts
著者 (4件):
資料名:
巻: 44  号: 44  ページ: 19305-19313  発行年: 2015年11月28日 
JST資料番号: A0270A  ISSN: 1477-9226  CODEN: DTARAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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DABCOMe2 Cu2X4(1:X=Br,2:X=I)で表される2つの化合物,1,4-ジメチル-1,4-ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン カテナ-テトラ-μ-ハロ-ジクプレート(I)を,アセトニトリル/メタノール混合物中で,対応する1,4-ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)二塩酸とハロゲン化銅(I)の水熱反応により合成した。両化合物は,単斜晶として結晶化し,化合物1及び2について,293Kで測定した粉末X線回折データの精密化により格子定数を求めた。両方の化合物中の陽イオンは,SN2反応でメタノールによりDABCOH22+カチオンのin situでのN-メチル化により形成した。両化合物は,トランス稜共有のCuX4四面体からなるアニオン性ハロゲン化銅(I)鎖構造を含んでいる。この鎖は,各第二の接合部ごとに強く捩れており,その結果ジグザグ構造を形成する。最短のハロゲン化物-ハロゲン化物の距離が,よじれによって互いに接近している隣接する四面体のハロゲン化物イオンとの間で観察された。この構造のタイプは,特異な発光挙動を示した。光励起下で,この化合物は,周囲温度で,それぞれΦPL=52及び4%の光ルミネセンス量子収率での黄色(1)及び緑色(2)発光を示した。DFTとTDDFT計算によると,この発光は基本的には,主に銅の3dとハロゲン化物のp軌道とから成るHOMOと,主に銅の4sと4p軌道から成るLUMOとの間の金属を中心とする遷移を含む燐光に帰属された。発光スペクトル,減衰時間,および量子収率の温度依存性を,特に1について詳細に検討した。得られた傾向から,T≦100Kでの発光は,エネルギー的に下側に位置するハロゲン化銅セグメントに由来すると結論付けることができた。このようなセグメントはハロクプレート(I)鎖の構造モチーフを呈する。温度の上昇に伴って,エネルギー的に高い位置にある発光性セグメントの量が増加するが,消光性欠陥への熱活性化エネルギー移動の経路を開くことになる。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (4件):
分類
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第11族,第12族元素の錯体  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  ,  錯体のルミネセンス  ,  光化学一般 
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物質索引
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