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J-GLOBAL ID:201502209430130299   整理番号:15A0406212

日本の母親の人乳でのメチル水銀とその幼児の授乳期曝露

Methylmercury in the breast milk of Japanese mothers and lactational exposure of their infants
著者 (7件):
資料名:
巻: 126  ページ: 67-72  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ヒト胎児のメチル水銀(MeHg)への曝露は知られているが,人乳による幼児曝露リスクについてはほとんど知られていない。日本の幼児での人乳によるMeHgへの授乳期曝露を評価するために,Tohoku Study of Child Developmentでの出生コホート研究からの試料を用いて全水銀(THg)とMeHgのレベルを人乳と母体血液で定量した。母体血液と人乳をそれぞれ分娩の一日後と分娩の一月後に採取した。母体のRBC,血漿と人乳での中央値THg(とMeHg)濃度はそれぞれ17.8ng/g(17.8ng/g),1.51ng/g(1.33ng/g)と0.81ng/g(0.45ng/g)であった(n=27)。THgでのMeHgの中央値パーセンテージは人乳で54%あった。人乳には実質的なMeHg量を含有し,それはMeHgの内部蓄積と人乳の脂質含有量と強く相関した(r=0.684)人乳での脂質含有量の範囲は0.50~6.60g/100g人乳と広く変化し,その中央値は3.60g/100gであった。人乳によるMeHgの一週平均取込の中央値(範囲)を0.63μg/kg(0.08~1.68μg/kg)BW/週と推算した。人乳でのMeHgと脂質含有量が大きく変動するため,人乳でのMeHgと脂質含有量の変化の研究が精密なリスク評価のために必要とされる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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水銀とその化合物  ,  人間に対する影響 
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