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J-GLOBAL ID:201502209462015069   整理番号:15A0859698

Drosophila suzukiiの大陸温暖個体群における耐冷性に対する成虫の適応性

Adult plasticity of cold tolerance in a continental-temperate population of Drosophila suzukii
著者 (3件):
資料名:
巻: 79  ページ: 1-9  発行年: 2015年08月 
JST資料番号: C0585A  ISSN: 0022-1910  CODEN: JIPHAF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Drosophila suzukii(Matsumura)(双翅類:ショウジョウバエ科)は柔らかい果物に世界的に発生している害虫であるが,その耐冷性については十分に解明されていない。そこで本研究では,D.suzukiiの雌雄成虫における耐冷性戦略,低温度限界,及び耐冷性の適応性について調べた。実験は一般的条件下(長日,21°C:コントロール)でハエを飼育し,急速な低温馴化(RCH,0°Cで1時間後に1時間回復),低温馴化(CA,6°Cで5日間)又は変温(FA)下で馴化による適応性を誘発させた。その結果,D.suzukiiは-16°C~-23°Cの過冷却点(SCP)を示し,冷えに敏感であった。-7.2°C(雄)または-7.5°C(雌)で1時間後にコントロールのハエの80%が死滅した。CAとFAは両性ともこの温度で生き延びたが,RCHは死滅した。また,0°Cで70時間(雄)又は92時間(雌)後にコントロールのハエの80%が死滅し,FAでは112時間(雄)及び165時間(雌)へ変わった。FAハエは約-1.7°Cで冷えの昏睡状態(CTmin)に入り,コントロールのハエよりも約0.5°C低かった。RCHとCAはコントロールに比べてCTminが高かった。0°Cに8時間曝露したコントロールとRCHハエは動けるまで回復するのに30~40分かかったが,CAとFAでは10分以下に縮減した。ロンドンのオンタリオ州の野外ケージの外に置かれたハエは,12月の突然の一時的な寒気によって全てが死滅した。これらの結果から,成虫の表現型適応性はD.suzukii温和な自生地の越冬を可能にするほど十分ではなく,ハエは建築構造物と関連して越冬するか,発生的適応性によって伝えられる補完的な耐冷性があると考えられた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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動物に対する影響  ,  動物生理一般  ,  昆虫・ダニによる植物被害 

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