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J-GLOBAL ID:201502209497577779   整理番号:15A1042284

第1および第2言語スピーチマスカによる音素認識を用いた干渉の年齢への依存性

Dependence on age of interference with phoneme perception by first- and second-language speech maskers
著者 (3件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 397-407 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0399A  ISSN: 1347-5177  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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本研究は,種々の年齢グループの成人の間の第2言語(L2)音素に対する第1言語ベース(L1ベース)音声処理における差異を調査した。L1ベース処理の貢献を調査するためにスピーチインスピーチマスキングパラダイムを使用した。同じ言語あるいは異なる言語のマスカの干渉の有るとき或いは無いときで,一言語における音素同定タスクを実行した。ターゲットおよびマスカに対する基礎プロセスの類似性が増加するにつれ,干渉の程度(すなわち同定性能における減少)が増加すると仮定した。本パラダイムの有効性を試験するために実験1を行った。実験2は,多様な成人年齢グループにおける日本人の聞き手による,英語/r/-/l/および他の音声対照の認識を調査した。その結果はそのような差異を示し,同定性能における減少からL1ベース処理を推定し得ることを示した。その結果はまた,初期シングルトンにおける/r/-/l/および初期クラスタ位置の認識が,より高齢の成人において高いL1ベースであることを示唆した。(翻訳著者抄録)
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引用文献 (15件):
  • 1) E. H. Lenneberg, <i>Biological Foundations of Language</i> (John Wiley & Sons, New York, 1967).
  • 2) J. S. Logan, S. E. Lively and D. B. Pisoni, ``Training Japanese listeners to identify English /r/ and /l/: A first report,'' J. Acoust. Soc. Am., 89, 874-886 (1991).
  • 3) S. E. Lively, D. B. Pisoni, R. A. Yamada, Y. Tohkura and T. Yamada, ``Training Japanese listeners to identify English /r/ and /l/. III. Long-term retention of new phonetic categories,'' J. Acoust. Soc. Am., 96, 2076-2087 (1994).
  • 4) A. R. Bradlow, D. B. Pisoni, R. Akahane-Yamada and Y. Tohkura, ``Training Japanese listeners to identify English /r/ and /l/: IV. Some effects of perceptual learning on speech production,'' J. Acoust. Soc. Am., 101, 2299-2310 (1997).
  • 5) R. Kubo and R. Akahane-Yamada, ``Influence of aging on perceptual learning of English phonetic contrasts by native speakers of Japanese,'' <i>Acoust. Sci. & Tech.</i>, <b>27</b>, 59-61 (2006).
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