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J-GLOBAL ID：201502209501541385   整理番号：15A1100011

氷冷下での展開による食品中着色料の改良TLC試験法

Thin-Layer Chromatography of Coloring Agents in Food Developed Using the Iced Water Cooling Method

著者 (6件)： 京小ひと美 (東京都健康安全研究セ) ,  小川麻萌 (東京都健康安全研究セ) ,  貞升友紀 (東京都健康安全研究セ) ,  坂牧成恵 (東京都健康安全研究セ) ,  新藤哲也 (東京都健康安全研究セ) ,  植松洋子 (東京都健康安全研究セ)
資料名： 東京都健康安全研究センター研究年報  (Annual Report of Tokyo Metropolitan Institute of Public Health)
号： 65  ページ： 135-142  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： G0682A  ISSN： 1348-9046  CODEN： TKAKC7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 食品中に含まれる着色料の試験は,薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いて行われている。アルミニウム製逆相TLCプレートを用い,展開を行うと,Rf値の大きい着色料のスポット形状が悪く判定が困難となる事例がみられた。そこで,この問題を解消するために展開条件について検討を行った。その結果,氷冷下で塗布後のアルミニウム製逆相TLCプレートを展開槽中で展開溶媒蒸気により飽和させた後,展開する改良法を確立した。なお,展開溶媒中に含まれる硫酸ナトリウムの析出を防止するため,展開溶媒をメタノール-アセトニトリル-5%硫酸ナトリウムからメタノール-アセトニトリル-2%硫酸ナトリウムに変更した。本法を用いて指定着色料及び指定外着色料計24種類を分析したところ,着色料の分離及びスポット形状が良好であった。また,都内で入手した食品試料から抽出した指定着色料についても,再現性は良好で着色料の分離能も高かったことから,本法は日常の分析法として有用であると考える。(著者抄録)

シソーラス用語： *食用着色料 ,  *食品分析 ,  *薄層クロマトグラフィー ,  再現性 ,  溶離液 ,  硫酸ナトリウム ,  濃度依存性 ,  低温 ,  食品成分 ,  脂肪族ニトリル ,  脂肪族アルコール
準シソーラス用語： *TLC分析 ,  展開溶媒 ,  氷冷

分類 (2件)： 食品添加剤  (FJ10020H) ,  食品の分析  (FJ01030U)

物質索引 (2件)： アセトニトリル ,  メタノール

タイトルに関連する用語 (6件)： 氷 ,  展開 ,  食品 ,  着色料 ,  TLC ,  試験法