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J-GLOBAL ID:201502209501734884   整理番号:15A1378834

ブラジル,Pantanal氾濫原への支流の水文レジームに対する迂回路水力発電施設の影響

Effects of a diversion hydropower facility on the hydrological regime of the Correntes River, a tributary to the Pantanal floodplain, Brazil
著者 (5件):
資料名:
巻: 531  号: P3  ページ: 810-820  発行年: 2015年12月 
JST資料番号: C0584A  ISSN: 0022-1694  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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従来の水力発電ダムより低い環境影響を有すると考えられる河川流の一部の迂回路による水力発電施設は世界中の多数の河川系に建設されているが,これらの累積影響は良く理解されていない。この研究は,ブラジルのPantanal氾濫原へ支流Correntes川に対する迂回路水力発電施設(平均流量73m3s-1)の生態系影響を研究した。多くの類似のダムがPantanalへ供給する河川に構築または提案されている。Ponte de Pedraとして知られている210MW施設は,ほぼ「河川流」設計の水路に河川流の一部を分岐させる。自然(再構築)および規制(観測)流れレジームの特徴をIHA(水文変更指標)及びFDC(流れ期曲線)使って記述した。IHAの7つのパラメータ(月額最低流量,1,3と7日の最低流量,90日の最大流量及び高低流量パルス数)は貯水池形成によって顕著に変更された。これらの内,主成分分析は,水文変更の積算値として,90日の最大流量及び高低流量パルス数を識別した。FDCは,貯水池も,最低流量季を大きく変化させて,流れの季節レジームを変化させたことを示した。河川-氾濫原の接続及び関連する生態系サービスの損失の低減は,この変更された流況の主要な下流の生態系意義であった。水力発電の要件を満たしながら,季節的洪水レジームを維持するために,流況平衡に対して提案された制限は,自然な流れに比べて,低流量で最大±18%,上昇期で±24%,高流量と低減期で±22%であった。そのダムの貯水池及び操作に起因する水文変更が河川流量の季節変動に比べて適度であるため,これらの制限によって流れを維持するための運用上の変更を容易に実現できた。自然の流れレジームを維持することに注意が無い場合,このような迂回路水力発電ダムの累積的影響は,下流の河川及び氾濫原の生態水文学を顕著に変更すると思われる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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湖沼学,河川学 

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