抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本には,多くの高出力レーザーが存在する。世界的に見ても10kW以上の高出力レーザーが数多く導入されており,これまで世界最高出力であった50kW級炭酸ガスレーザー発振器も世界に先駆けて日本が導入してきた経緯がある。ナ・デックスグループにおいては,日本のものづくりに貢献したいとの思いを胸に,今日世界最大となる100kWファイバーレーザー発振器を導入した。これは,100kW発信器を使い,これら溶接アプリケーションと溶接工法の開発を他に先駆けて行うことで,超高出力レーザー加工のフロンティアを目指す取り組みを決め,加えて,発振器本体では立ち遅れた日本のレーザー産業において,加工技術こそ日本で確立したいとの思いを抱きたためである。また本加工技術の開発に当たっては,加工ヘッドのプロトタイピングを国内メーカーと伴に行うこととした。本稿では,100kWレーザー発振器の導入までの経緯と,100kW対応レーザーパワーメータ,レーザー加工ヘッド,および超高出力レーザー加工のエネルギーのもたらす弊害について得られた知見とそれら障害を乗り越えるために行ったアプリケーション開発について述べる。