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J-GLOBAL ID：201502209556988168   整理番号：15A1364237

弾性波を用いた損傷コンクリートのひび割れ特性評価に関する実験的検討

著者 (4件)： 鈴木哲也 (新潟大 自然科学系 (農)) ,  山岸俊太朗 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  稲葉一成 (新潟大 自然科学系 (農)) ,  森井俊広 (新潟大 自然科学系 (農))
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 15  ページ： 223-228  発行年： 2015年10月16日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ひび割れ損傷の蓄積したコンクリートは,耐力低下に伴い既存施設へ影響を及ぼす。本論では,ひび割れ損傷状況の異なるコンクリートを対象に損傷量と弾性波特性との関連を考察する。ひび割れ損傷の評価指標は,空間統計パラメータの一つである集中度指数を用い,弾性波トモグラフィ法による速度場,P波速度および圧縮応力場で発生するAEとの関連を検討した。実証的検討には凍害損傷が顕在化した実構造物より採取したコンクリート・コアを対象とした。検討の結果,ひび割れ損傷の指標値と弾性波パラメータとは密接に関連し,損傷の進行に伴い低応力下でのAEの頻発やP波速度の低下が確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート ,  *亀裂 ,  損傷 ,  *弾性波 ,  指標 ,  トモグラフィー ,  速度 ,  P波【散乱】 ,  圧縮応力 ,  応力場 ,  コア試験 ,  凍害 ,  AE検査 ,  アコースティックエミッション ,  X線CT ,  可視化
準シソーラス用語： P波速度 ,  弾性波トモグラフィー

分類 (2件)： 建設材料試験  (RA06020D) ,  モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (12件)：

• (社)日本コンクリート工学協会:コンクリート非破壊試験法研究委員会報告書,1992.
• (社)日本コンクリート工学協会:コンクリート構造物のための非破壊試験方法研究委員会報告書,2001.
• Suzuki, T., Ogata, H., Takada, R., Aoki, M. and Ohtsu, M.: Use of Acoustic Emission and X-Ray Computed Tomography for Damage Evaluation of Freeze-Thawed Concrete, Construction and Building Materials, 24, pp. 2347-2352, 2010.
• Hans Wackernagel 著, 青木謙治監訳:地球統計学,森北出版株式会社,2004.
• Ohtsu, M. and Suzuki, T.: Quantitative Damage Estimation of Concrete Core based on AE Rate-Process Analysis, Journal of AE, 22, pp. 30-38,2004.

タイトルに関連する用語 (6件)： 弾性波 ,  損傷 ,  コンクリート ,  ひび割れ ,  特性評価 ,  実験