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J-GLOBAL ID：201502209695786030   整理番号：15A1383804

ヒマシ油を用いたポリウレタンフォームの合成と特性

著者 (3件)： 山田悠介 (関東学院大 理工) ,  内田希 (関東学院大 理工) ,  香西博明 (関東学院大 理工)
資料名： マテリアルライフ学会誌  (Journal of Materials Life Society)
巻： 27  号： 3  ページ： 77-81  発行年： 2015年10月31日 
JST資料番号： L0522A  ISSN： 1346-0633  CODEN： MRGAAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石油代替原料となりうる,ひまし油(CO)と,生分解性に改質する2,6-ジイソシアナトヘキサン酸2-イソシアナトエチル(別名エチルエステルL-リジントリイソシアネート,LTI)とを原料として,改質ひまし油(CO-LTI)を合成して,陽子磁気共鳴・炭素13NMR・ゲル浸透クロマトグラフィーで分析した。この改質ひまし油とポリプロピレングリコール(PPG)を原料として植物由来であり生分解性であるポリウレタンフォームPUF(PPG/CO-LTI)を合成した。PUFの熱重量分析の結果,PUF(PPG/CO-LTI)は従来のPUF(PPG)と同等の熱安定性を有していた。LTIを添加することですでに熱放出しているので,PUF(PPG/CO-LTI)の発泡倍率は従来のPUF(PPG/CO)より大きかった。加水分解試験の結果の重量減少は68%(PUF(CO-LTI)),52%(PUF(CO)),40%(PUF(PPG)),35%(PUF(PPG/CO)),30%(PUF(PPG/CO-LTI))となり,PUF(PPG/CO-LTI)の加水分解性は最も小さくなった。

シソーラス用語： *ひまし油 ,  *ポリウレタン ,  *発泡プラスチック ,  プラスチック ,  陽子磁気共鳴 ,  炭素13NMR ,  ゲル浸透クロマトグラフィー ,  ポリプロピレンオキシド ,  *添加剤 ,  生分解性高分子 ,  熱重量分析 ,  熱安定性 ,  *ポリウレタンフォーム ,  生分解性プラスチック ,  代替材料 ,  *鋳造改良剤 ,  バイオマスプラスチック
準シソーラス用語： ポリプロピレングリコール ,  *改質剤 ,  植物由来プラスチック

分類 (2件)： 食用油脂,マーガリン  (FJ09010C) ,  ポリウレタン  (YH07130G)

物質索引 (1件)： 2,6-ジイソシアナトヘキサン酸2-イソシアナトエチル

引用文献 (12件)：

• 諸星紀幸,洪俊 傑,森本みや子,大橋 隆,松元洋幸: 高分子論文集, 50[10], 731-738 (1993)
• 松永勝治監修: "ポリウレタンの材料と応用技術", シーエムシー出版 (2005), p.113-120
• 松永勝治監修: "ポリウレタン基礎と応用", シーエムシー出版 (2006), p.108-119
• 松永勝治,瀬森久典,田島正弘: 高分子学会予稿集, 55[1], 1K29 (2006)
• 橋本 保: 高分子, 57[5], 350-353 (2008)

タイトルに関連する用語 (2件)： ヒマシ油 ,  ポリウレタンフォーム