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J-GLOBAL ID：201502209853356243   整理番号：15A0791472

ソーダパルプ化によるエノールエーテルリグニン形成の可能性

POSSIBILITIES OF THE FORMATION OF ENOL-ETHERS IN LIGNIN BY SODA PULPING

著者 (5件)： KUBO Satoshi (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  HASHIDA Koh (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  HISHIYAMA Shojiro (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  YAMADA Tatsuhiko (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN) ,  HOSOYA Shuji (Forestry and Forest Products Res. Inst., Ibaraki, JPN)
資料名： Journal of Wood Chemistry and Technology  (Journal of Wood Chemistry and Technology)
巻： 35  号： 1/3  ページ： 62-72  発行年： 2015年01月 
JST資料番号： E0983A  ISSN： 0277-3813  CODEN： JWCTDJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ソーダパルプ化はリグノセルロースの多種の型から,紙パルプを生産してきた長い歴史がある。特に非木材リグノセルロースのための脱リグニン法はその容易さや経済面に利点がある。ソーダパルプ化の脱リグニン経路中間体としてのエノールエーテル型構造を調査するために,β-O-4リグニンモデル化合物のアルカリ性分解生成物を同定した。フェノール型β-O-4モデル化合物(化合物1),C₆C₂エノールエーテル(化合物2)をアルカリ分解で検出した。C₆C₃エノールエーテル(化合物3)のアルカリ分解は化合物1よりも遅く,γ-還元物の異性体対は主分解生成物として検出されなかった。実際のソーダパルプ化におけるモデル研究の結果を確認するために針葉樹種から調製したソーダリグニンのHSQCスペクトルの結果から,アルカリ性条件下ではC₆C₃エノールエーテルの形成は,ソーダパルプリグニン中のβ-O-4構造の主脱リグニン経路に関与しないことを示した。

シソーラス用語： *ソーダパルプ ,  *エノールエーテル ,  *リグニン ,  リグノセルロース ,  製紙用パルプ ,  C-O結合 ,  分解物 ,  フェノール類 ,  針葉樹 ,  *パルプ化
準シソーラス用語： β-O-4結合 ,  アルカリ性 ,  製紙パルプ ,  分解生成物

分類 (2件)： 各種パルプの製造  (YL02020P) ,  動植物,微生物のその他の産生物質  (CF10090R)

物質索引 (6件)： 2-メトキシ-4-[1,3-ジヒドロキシ-2-(2-メトキシフェノキシ)プロピル]フェノールアニオン ,  2-メトキシ-4-[3-ヒドロキシ-2-(2-メトキシフェノキシ)プロピリデン]-2,5-シクロヘキサジエン-1-オン ,  2-メトキシ-4-[(Z)-2-(2-メトキシフェノキシ)エテニル]フェノールアニオン ,  2-メトキシ-4-[(Z)-2-(2-メトキシフェノキシ)-3-ヒドロキシ-1-プロペニル]フェノールアニオン ,  2-メトキシ-4-[1-ヒドロキシ-2-(2-メトキシフェノキシ)エチル]フェノールアニオン ,  2-メトキシ-4-[1-ヒドロキシ-2-(2-メトキシフェノキシ)プロピル]フェノールアニオン

タイトルに関連する用語 (2件)： ソーダパルプ ,  可能性