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J-GLOBAL ID:201502209869687630   整理番号:15A1070878

中性子散乱で観たイオン液体の階層的構造とダイナミクス

Hierarchical Structure and Dynamics of Ionic Liquids Studied by Neutron Scattering
著者 (3件):
資料名:
巻: 25  号:ページ: 200-207 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: L1386A  ISSN: 0917-639X  CODEN: KKGIE2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本稿では,イオン液体(IL)の階層構造とそれに因る種々の緩和現象を主に従来研究を紹介し,更に,高圧力下の構造/ダイナミクス変化も調べた。中性子散乱法は中性子が原子核に散乱される時の強度がエネルギー遷移(hω)と運動量遷移(Q)に依存することから動的構造因子S(ω,Q)を得る手法である。内,主に中性子回折と準弾性散乱を取上げ,代表的ILアルキルメチルイミダゾリウム塩CnmimX(n(アルキル鎖)=4~16,X(陰イオン)=Cl,I,PF6,TF,FSI,TFSI)を用いた。本ILは中性領域(アルキル鎖)と極性領域(イミダゾリウム環)構成の高次構造をとる。d-C8mimX(X=Cl,PF6,TFSI)の中性子回折パターンを示した。ピークは隣接イミダゾリウム環同士,陰イオン同士の2体相関に対応した。C8mimXTFSIのSを,ANGES分光器で測定した。n≧10のILは液晶相を示すので,n=4~16のCnmimPF6とn=4~14のCnmimClのナノ構造をDSCで調べ,ナノ構造がスメクチックA液晶構造(層構造)のゆらぎと分った。
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分類 (5件):
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融解塩  ,  イミダゾール  ,  中性子回折法  ,  その他の液晶  ,  その他の非晶質の構造 
物質索引 (1件):
物質索引
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引用文献 (16件):
  • [1] O. Yamamuro, Y. Minamimoto, Y. Inamura, S. Hayashi, H. Hamaguchi: Chem. Phys. Lett., 423, 371 (2006).
  • [2] Y. Inamura, O. Yamamuro, S. Hayashi, H. Hamaguchi: Physica B, 385-386, 732 (2006).
  • [3] O. Yamamuro, Y. Inamura, S. Hayashi, H. Hamaguchi: AIP Conf. Proc., 832, 73 (2006).
  • [4] O. Yamamuro, T. Yamada, M. Kofu, M. Nakakoshi, M. Nagao: J. Chem. Phys., 135, 054508 (2011).
  • [5] O. Yamamuro, T. Someya, M. Kofu, T. Ueki, K. Ueno, M. Watanabe: J. Phys. Chem. B, 116, 10935 (2012).
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タイトルに関連する用語 (3件):
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