抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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小変形を受ける等方性および標準複合材料の破壊の予測は実用上重要で,破壊キャラクタリゼーションと,複合材に対する破壊基準が提示されてきた。等方超弾性材料中の,破壊開始の予測のために,リミタ付の歪・エネルギー関数が報告されてきた。本研究では,微小歪マイクロメカニカル解析を用いて,蓄積エネルギーを制限する,補強した歪・エネルギー関数を導入し,これにより,大変形を受ける複合材料の,超弾性相中の,微視的構成方程式を確立し,静的安定性の喪失を予測する。超弾性の軟化による破壊モデリング,構成方程式の接線式,相間の不完全結合がある有限歪のHFGMC(高忠実度一般化セル法)の接線式,軸対称荷重印加のHFGMCマイクロメカニカル予測の検証,中空円筒の非軸対称荷重印加について提示し,Ogden調和材料,JAH調和材料,Blatz-Ko材料の応力-エネルギー関数のそれぞれに対して応答を比較した。応用例として,ナイロン繊維強化ゴム状物質に対し,繊維と母材の間の完全および不完全結合に対して,初期破壊包囲線を図示した。