文献

J-GLOBAL ID：201502210039765645   整理番号：15A1026915

商業的スケールの太陽PVシステムのライフサイクル的気象効果と経済的性能

Lifecycle climate impacts and economic performance of commercial-scale solar PV systems: A study of PV systems at Nevada’s Desert Research Institute (DRI)

著者 (4件)： LIU Xiaowei (Desert Res. Inst., 2215 Raggio Parkway, Reno, NV 89512, USA) ,  KENT Hoekman S. (Desert Res. Inst., 2215 Raggio Parkway, Reno, NV 89512, USA) ,  ROBBINS Curt (Desert Res. Inst., 2215 Raggio Parkway, Reno, NV 89512, USA) ,  ROSS Peter (Desert Res. Inst., 2215 Raggio Parkway, Reno, NV 89512, USA)
資料名： Solar Energy  (Solar Energy)
巻： 119  ページ： 561-572  発行年： 2015年09月 
JST資料番号： E0099A  ISSN： 0038-092X  CODEN： SRENA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Nevadaにある砂漠研究所では,3kWから1145kWまでスケール可能な2.4MWの累積能力をもつ8個の太陽PVシステムを最近設置した。このシステムは,DRIのRenoとLas Vegas校舎で消費する全電力の約40%を供給する。この研究では,完全な寿命サイクル分析(LCA)と経済的分析を組み合わせて,このPVシステムのグリーンハウスガス的効果と経済的性能を調べた。DRIシステムに利用される各種のパネルに対応するデータを使いLCA模型を構築した。PVWattsと呼ばれる国立再生エネルギー研究所模型を使い,パワー出力を評価した。全年にわたるDRIのPVシステムの一つでの実際の測定と比べて,PVWattsの性能を検証した。DRIシステムに対して定量化した寿命サイクルメトリックスには,GHG強度,エネルギー的回収時間,コスト的回収時間とCO₂回避コストが含まれる。太陽PVシステムの全体的寿命サイクル効果への主要な寄与は,PVモジュール生産である。主な利得は,代表的グリッド電気に比べて,太陽電気の低いGHG強度と寿命サイクルエネルギー利用である。模型結果から,DRIのPVシステムの25年GHG強度が,35~58gCO₂/kWhであり,また寿命サイクルエネルギー利用が0.586~0.898MJ/kWhであった。コスト回収時間と投資回収は,システムのサイズに依存する。グリッド電力置換によるトン当たりのCO₂回避コストは$100~$180であり,これは粉末石炭発電所での炭素捕獲で評価したコストの2~3倍である。石炭量の削減と再生型エネルギー利用の拡大によりグリッドの浄化が進むと,CO₂低減の利得も低下する。従来的ビジネスシナリオからより清浄なグリッドシナリオへの移行の場合,設置したPVシステムのGHG利得は40%まで低下する。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *太陽光発電 ,  *ネバダ州 ,  *経済性 ,  温室効果 ,  *電力 ,  モデリング ,  エネルギー回収 ,  原価 ,  *ライフサイクル ,  *減少 ,  接続
準シソーラス用語： グリッド接続 ,  ネバダ ,  *二酸化炭素低減

分類 (1件)： 太陽光発電  (NB03090G)

タイトルに関連する用語 (7件)： 商業 ,  スケール ,  太陽 ,  PVシステム ,  ライフサイクル ,  気象 ,  経済