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J-GLOBAL ID：201502210083014541   整理番号：15A1133526

粘液細菌Cystobacter属種MCy9104からの珍しいクロモン含有ポリケチドであるシストクロモン類

Cystochromones, Unusual Chromone-Containing Polyketides from the Myxobacterium Cystobacter sp. MCy9104

著者 (8件)： NADMID Suvd (Saarland Univ., Saarbruecken, DEU) ,  PLAZA Alberto (Saarland Univ., Saarbruecken, DEU) ,  GARCIA Ronald (Saarland Univ., Saarbruecken, DEU) ,  MUELLER Rolf (Saarland Univ., Saarbruecken, DEU) ,  NADMID Suvd (German Center for Infection Res. (DZIF), Hannover-Braunschweig, DEU) ,  PLAZA Alberto (German Center for Infection Res. (DZIF), Hannover-Braunschweig, DEU) ,  GARCIA Ronald (German Center for Infection Res. (DZIF), Hannover-Braunschweig, DEU) ,  MUELLER Rolf (German Center for Infection Res. (DZIF), Hannover-Braunschweig, DEU)
資料名： Journal of Natural Products  (Journal of Natural Products)
巻： 78  号： 8  ページ： 2023-2028  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： C0012B  ISSN： 0163-3864  CODEN： JNPRDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 粘液細菌Cystobacter属種MCy9104株から,7種の新規クロモン含有ポリケチドであるシストクロモンA~Gを単離し,その構造を2D NMR分光法と高分解能MS/MSによって解明した。これらのシストクロモン類は,クロモン環のC5位にペンタデシル置換基を保有していた。基質として同位体標識酢酸ナトリウムとロイシンを用いて培養し,得られるシストクロモンAのNMRの解析を行って,ポリケチドシンターゼによる生合成経路を調査した。シストクロモンAは,ロイシンを起点として,15-メチルヘキサデカン酸が生成され,続いてこの脂肪酸からポリケチドが構築され,その後環化と芳香族化によりクロモン部位が形成され,さらに脱カルボキシル化,ヒドロキシル化を受けて合成されると推測される。シストクロモンAのグラム陽性菌,グラム陰性菌,腫瘍細胞及び各種真菌類に対する作用を観察したが64μg/mL濃度では顕著な阻害活性は見られなかった。

シソーラス用語： *ラクトン ,  *ケトン ,  *酸素複素環化合物 ,  *芳香族縮合化合物 ,  二次元NMR ,  タンデム質量分析 ,  *代謝経路 ,  芳香族化 ,  脱炭酸反応 ,  *複合酵素系 ,  質量分析 ,  *粘液細菌目 ,  ヒドロキシ化 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  分枝鎖アミノ酸
準シソーラス用語： ヒドロキシル化 ,  *Cystobacter ,  MS分析 ,  *クロモン誘導体 ,  *ポリケチド ,  *ポリケチドシンターゼ ,  *生合成経路

分類 (2件)： 代謝と栄養  (EG03054K) ,  動植物,微生物のその他の産生物質  (CF10090R)

物質索引 (4件)： 15-メチルヘキサデカン酸 ,  シストクロモンA ,  シストクロモンF ,  ロイシン

タイトルに関連する用語 (5件)： 粘液細菌 ,  クロモン ,  ポリケチド ,  シスト ,  クロモン類