抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
非標的メタボロミクス解析の主な限界の1つは,NMR,LC-MS又はGC-MSなどの分析技術の低い検出範囲である。本研究では,LC-MS/MSへのSPEのオンライン結合によって構成された自動化アプローチの検出範囲を異なる保持機構に基づく収着剤との組み合わせで評価した。本アプローチは,3つのタイプの収着剤:アルキル結合シリカ,高分子樹脂,及び混合モードイオン樹脂を用いたヒト血清の分析に適用された。4種類の収着剤(C18,修飾ポリスチレン-ジビニルベンゼン樹脂及び二混合モードイオン性樹脂)の組合せは,最良の抽出結果,従って最良の検出範囲につながり,それをそれらの相補的保持機構によって説明した。しかし,吸着剤の幾つかは,C18の場合のようにそれ自体高い検出範囲を与え,それは検出物すべてのほぼ83%を保持できた。これらの収着剤のペア(C18と混合モードイオン性樹脂を用いたポリスチレン-ジビニルベンゼン樹脂)間の相補性を考慮に入れて,デュアルカートリッジSPE-LC-MS/MS構成を血清分析用に設計した。これらの構成は,試験した全ての吸着剤を用いて検出された分子種の総数の91%まで検出範囲を増加させた。SPE-LC-MS/MS戦略の更なる利点はメタノールとクロロホルムを用いた蛋白質沈殿と分画に比べて感度の向上であった。このようにして,代謝産物抽出のための二相プロトコルに対してSPEベース手法で10~75の平均予備濃縮係数を得た。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.