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J-GLOBAL ID:201502210112279320   整理番号:15A0502488

Trypanosoma cruzi(寄生虫)3炭糖リン酸イソメラーゼ阻害剤の分子ドッキング/分子動力学シミュレーション研究 阻害機構と選択性に対する見解

Molecular docking and molecular dynamics simulation studies of Trypanosoma cruzi triosephosphate isomerase inhibitors. Insights into the inhibition mechanism and selectivity
著者 (7件):
資料名:
巻: 58  ページ: 40-49  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: B0044D  ISSN: 1093-3263  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Trypanosoma cruzi(T.cruzi)3炭糖リン酸イソメラーゼ(TcTIM)は,寄生虫生存に必須の糖分解酵素で,新しい抗Chagas病化合物の開発に向け興味深いターゲットと考えられた。ホモ二量体酵素は,二量体としてのみ触媒活性である。興味深いことに,ヒトと寄生虫のTIMインタフェイスで有意差(配列同一性52%)が存在する。それ故,TcTIMを特に破壊するが,人類TIM(hTIM)二量体インタフェイスを破壊しない化合物が選択的抗Chagas病薬物となる。本研究では,1,2,4-チアジアゾール,フェナジン,1,2,6-チアジアジン誘導体のTcTIMとの結合モードを,分子動力学シミュレーションと組合せた分子ドッキングを利用し調べた。結果では,フェナジンと1,2,6-チアジアジン誘導体(化合物2と3)が活性部位立体配座でアロステリック効果を持つTcTIM二量体破壊阻害剤として振舞うことを示した。他方,1,2,4-チアジアゾール誘導体(化合物1)は活性部位へ結合し,両単量体の酵素移動度低下を生じさせた。化合物1結合での立体配座柔軟性喪失は,この阻害剤が,最適活性に必要な酵素の主な運動を妨げることを示唆した。また,hTIMに対する化合物1の阻害活性欠落も調べたが,安定な配位子-酵素複合体生成を妨げるhTIMの高い移動度と関連すると思われた。本研究は,この種の阻害剤の作用機構の理解に寄与し,将来の合理的新規薬物設計に向け大きな支援を結果した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
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抗原虫薬・駆虫薬の基礎研究  ,  酵素製剤・酵素阻害剤の基礎研究  ,  薬物の相互作用  ,  薬物の研究法 
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