文献

J-GLOBAL ID：201502210115457610   整理番号：15A0954441

バッチ発酵における複雑蒸留廃液からのバイオ水素製造に与えるニッケルとヘマタイトナノ粒子粉末の影響

Influence of nickel and hematite nanoparticle powder on the production of biohydrogen from complex distillery wastewater in batch fermentation

著者 (3件)： GADHE Abhijit (Dep. of Chemical Engineering, Visvesvaraya National Inst. of Technol. (VNIT), Nagpur 440010, M.S., IND) ,  SONAWANE Shriram S. (Dep. of Chemical Engineering, Visvesvaraya National Inst. of Technol. (VNIT), Nagpur 440010, M.S., IND) ,  VARMA Mahesh N. (Dep. of Chemical Engineering, Visvesvaraya National Inst. of Technol. (VNIT), Nagpur 440010, M.S., IND)
資料名： International Journal of Hydrogen Energy  (International Journal of Hydrogen Energy)
巻： 40  号： 34  ページ： 10734-10743  発行年： 2015年09月14日 
JST資料番号： B0192B  ISSN： 0360-3199  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： バイオ水素製造の増強に対するナノサイズ粒子の応用は,その固有の可能性から世界的に注目されている。本論文において,酸化ニッケル(NiO)とヘマタイト(Fe₂O₃)ナノ粒子(NP)がバイオ水素製造に与える影響を調べた。バッチ発酵試験の際の基質として複雑蒸留廃液を用いた。結果から,Fe₂O₃(200mg/L)のみの添加に対応した最大水素収率(HY)と比水素生成速度(SHPR)は,それぞれ,7.85mmol/g・CODと16.71mmol/g・VSS.dとなり,NiO NPのそれよりも1.2倍大きくなり,それぞれ,制御されたものと比べて,44%と196%の増強を示すことがわかった。Fe₂O₃(200mg/L)とNiO NP(5mg/L)の同時添加を用いた複雑蒸留廃液のバッチ試験に対して,最大のHYとSHPRとして,それぞれ,約8.83mmol/g・CODと18.14mmol/g・VSS.dが得られた。本研究の結果は,複雑蒸留廃液からの水素回収に対して,制御されたもの,および,単独でのナノ粒子添加と比べて,Fe₂O₃とNiO NPの同時添加は,約1.2~4.5のオーダーより効果的であるということを非の打ちどころなく意味している。さらに,Fe₂O₃とNiO界面でのフェレドキシン酸化還元酵素とヒドロゲナーゼの増強された活性が,バッチ試験の際に観測されたHYの62%とSHPRの221%の最高の増強に対する原因であると考えられる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： 蒸留副産物 ,  廃水 ,  *生産 ,  酸化ニッケル ,  赤鉄鉱 ,  *ナノ粒子 ,  収率 ,  反応速度
準シソーラス用語： *バッチ発酵 ,  蒸留廃液 ,  *バイオ水素製造 ,  ヘマタイト ,  酸化鉄ナノ粒子 ,  *磁性ナノ粒子 ,  水素収率 ,  生成速度

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  気体燃料の製造  (YE02030F)

タイトルに関連する用語 (7件)： バッチ発酵 ,  蒸留廃液 ,  バイオ水素製造 ,  ニッケル ,  ヘマタイト ,  ナノ粒子 ,  粉末