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J-GLOBAL ID：201502210119669094   整理番号：15A1055983

癌におけるグルタミン分解とオートファジー

Glutaminolysis and autophagy in cancer

著者 (10件)： VILLAR Victor H (Inst. Europeen de Chimie et Biologie, Pessac, FRA) ,  VILLAR Victor H (INSERM, Bordeaux, FRA) ,  VILLAR Victor H (Univ. Bordeaux, Bordeaux, FRA) ,  MERHI Faten (INSERM, Bordeaux, FRA) ,  MERHI Faten (Univ. Bordeaux, Bordeaux, FRA) ,  DJAVAHERI-MERGNY Mojgan (INSERM, Bordeaux, FRA) ,  DJAVAHERI-MERGNY Mojgan (Univ. Bordeaux, Bordeaux, FRA) ,  DURAN Raul V (Inst. Europeen de Chimie et Biologie, Pessac, FRA) ,  DURAN Raul V (INSERM, Bordeaux, FRA) ,  DURAN Raul V (Univ. Bordeaux, Bordeaux, FRA)
資料名： Autophagy  (Autophagy)
巻： 11  号： 8  ページ： 1198-1208  発行年： 2015年08月 
JST資料番号： W2341A  ISSN： 1554-8627  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 正常細胞で維持されている増殖や代謝恒常性が脱制御されている腫瘍細胞の病態的特性としてTCAサイクルと関連したグルタミン代謝の特異的亢進とオートファージとの関連について述べた。グルタミンは非ヒストンSSUアミノ酸であるが,増殖能の高度維持には必須窒素源として寄与し,MYCによるグルタミン輸送体のアップレギュレーションが腫瘍細胞では認められている。グルタミンのグルタミナーゼによるグルタミン酸への変換とケトグルタル酸生成,グルタミン分解低下によるオートファジー誘発におけるmTOR複合体MTORC1の関与などその調節メカニズムを総括し,癌進行へのグルタミン分解の影響やMTORC1を標的とした癌治療の可能性を論じた。癌特異的な代謝シグナル伝達経路に作用を与えてオートファージを誘発する標的治療は多くの癌患者に適用でき,また各種の標的治療との併用による耐性回避や再発防止の可能性を強調した。

シソーラス用語： セリン/トレオニンキナーゼ ,  タンパク質複合体 ,  *アミノ酸代謝 ,  腫瘍細胞 ,  *オートファジー ,  *クエン酸サイクル ,  細胞情報伝達 ,  代謝異常 ,  病態生理 ,  *分子標的療法 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  ジカルボン酸 ,  第一アミン
準シソーラス用語： mTORC1

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N)

物質索引 (1件)： グルタミン

タイトルに関連する用語 (4件)： 癌 ,  グルタミン ,  分解 ,  オートファジー