抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
自動車部品もプラスチック化が進んでおり自動車火災が増加する可能性があるが,プラスチックの難燃化,規制強化などが図られているので,このような動向が火災統計にどのように反映されているか消防庁の火災データの分析により明らかにした。車両火災件数及び車両火災発生率の推移をみると,車両火災件数では列車なども含めて1975年頃から急増したが2000年頃から更に激減し,自動車保有台数1万台当たりの火災件数も減少している状況である。車両火災発生件数が激減したのは日本の自動車の性能が向上し,安全対策も急速に進歩したからと推測され,これらの対策が奏功したものと推測された。2000年ごろ発生率も激減した理由を消防庁火災報告データから分析した。自動車事故との関係,着火物別火災件数,着火物別火災発生件数の推移と規制の関係,製造物責任法の影響などを考察した。運輸省自動車局長通達による内装の難燃規制,製造物責任法の制定により,内装の難燃化とともに電気配線類の難燃化・出火防止対策などが一斉に実施されたことによると推測した。