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J-GLOBAL ID：201502210139985846   整理番号：15A0196136

アーク溶接の多様化 電流波形・ワイヤ送給同期制御がアーク溶接にもたらしたもの

著者 (1件)： 山本次郎 (愛知産業)
資料名： 溶接技術  (日本溶接協会誌)
巻： 63  号： 2  ページ： 63-66  発行年： 2015年02月01日 
JST資料番号： G0237A  ISSN： 0387-0197  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 90年代の終わりにオーストリアFronius社が開発した「フルデジタルMIG/MAG溶接機」により,従来の制御方式に比べて再現性の向上,アーク挙動の精密なコントロールが可能となった。この技術を基に2004年に発表されたCMT「Cold Metal Transfer」溶接技術の開発によりミグ/マグ溶接における従来の課題を解決できるようになった。本稿では,CMTの開発背景,特徴,適用例,今後の展開について説明する。Fronius社は客先から薄板アーク溶接におけるスパッタレス,低入熱,耐ギャップの要求を受けた。ショートアークをベースに短絡時と短絡解放時の電流波形制御とワイヤ送給を同期させることでスパッタを極限まで低減した。昨年リリースされたCMTプログラムにより短絡回数が,従来70回/秒から130回/秒に引き上げられたため,使用できる電流域が大幅に向上した。これにより3~5mmの板厚でも溶込や溶接速度をあげることができるようになった。また硬化肉盛溶接の実績も多数ある。

シソーラス用語： *アーク溶接 ,  MIG溶接 ,  MAG溶接 ,  *同期制御 ,  *溶接電流 ,  *溶接ワイヤ ,  溶接性 ,  スパッタ【欠陥】 ,  短絡【電気】 ,  溶滴移行 ,  溶接速度 ,  深さ ,  溶接欠陥 ,  品質 ,  肉盛
準シソーラス用語： 電流波形 ,  供給速度 ,  短絡移行 ,  溶込深さ ,  溶接品質 ,  肉盛溶接

分類 (1件)： 溶接装置  (WC07110T)

タイトルに関連する用語 (6件)： アーク溶接 ,  多様化 ,  電流波形 ,  ワイヤ ,  送 ,  同期制御