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J-GLOBAL ID：201502210153732102   整理番号：15A0950020

アシル基に電子求引性置換基を導入した芳香族有機過酸前駆体の漂白性能

Bleach Performance of the Aromatic Peracid Precursor Having Electron Withdrawing Substituent at the Aromatic Ring of the Acyl Group

著者 (3件)： 久保園隆康 (ライオン 機能科研) ,  野村安雄 (ライオン 機能科研) ,  堀部峰子 (ライオン 機能科研)
資料名： 色材協会誌  (Journal of the Japan Society of Colour Material)
巻： 88  号： 8  ページ： 251-256  発行年： 2015年08月20日 
JST資料番号： F0174A  ISSN： 0010-180X  CODEN： SKYOAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 過酸化水素の漂白力を向上する手段として一般的に有機過酸前駆体が用いられている。われわれは塩素系並みの漂白力を有する有機過酸前駆体の開発を目的に,1)有機過酸生成効率,2)生成過酸の酸化力,3)前駆体および生成過酸の水溶性,の観点から適切な分子構造を探索し,4-スルファモイル安息香酸4-スルホフェニルエステルを選定した。4-スルファモイル安息香酸クロライドと4-ヒドロキシベンゼンスルホン酸をテトラヒドロフラン中,塩基触媒共存下でエステル化することにより目的の化合物を合成した。紅茶で染色した試験布や茶渋,カビのモデルに対する漂白力を評価した結果,4-スルファモイル安息香酸4-スルホフェニルエステルは短時間・低濃度で高い効果を発現するとともに,従来の酸素系漂白剤では十分に落とすことができなかった茶渋やカビを分解除去できることが確認された。(著者抄録)

シソーラス用語： 過酸化物漂白 ,  *漂白剤 ,  *前駆体 ,  *過酸化物 ,  水溶性 ,  分子構造 ,  かび ,  分解反応 ,  紅茶 ,  浄化 ,  酸化 ,  置換基効果 ,  アシル基 ,  キノン ,  スルホン酸 ,  多価フェノール ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 汚れ除去 ,  酸化能 ,  酸化分解 ,  除去率 ,  反応効率

分類 (1件)： 仕上げ  (YM06030F)

物質索引 (4件)： 4-ヒドロキシベンゼンスルホン酸 ,  アリザリンレッドS ,  4-スルファモイル安息香酸クロリド ,  4-スルファモイル安息香酸4-ソジオスルホフェニル

引用文献 (28件)：

• 1) M. Aoyagi: Fragrance Journal, 22 (8), 99 (1994).
• 2) M. Maki: Fragrance Journal, 36 (12), 74 (2008).
• 3) R. Hage, A. Lienke: Angew. Chem. Int. Ed., 45, 206 (2006).
• 4) J. J. Dannacher: J. Mol. Catal. A: Chem., 251 (1-2), 159 (2006).
• 5) E. Jonas, G. Reinhardt: Comunicaciones presentadas a la Jornadas del Comite Espanol de la Detergencia, 32, 119 (2002).

タイトルに関連する用語 (6件)： アシル基 ,  置換基 ,  芳香族 ,  過酸 ,  前駆体 ,  漂白性能