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J-GLOBAL ID：201502210160998738   整理番号：15A1311431

レベル2津波の堤防越流に対する減勢に適した裏法側堤防構造の検討

SUITABLE STRUCTURE BEHIND SEA EMBANKMENT FOR ENERGY DISSIPATION TO THE OVERTOPPING FLOW OF LEVEL-2 TSUNAMI

著者 (2件)： 五十嵐善哉 (埼玉大学大学院 理工学研究科) ,  田中規夫 (埼玉大学大学院 理工学研究科 (兼)研究機構レジリエント社会研究センター)
資料名： 土木学会論文集 B2(海岸工学)(Web)  (海岸工学論文集(Web))
巻： 71  号： 2  ページ： I.325-I.330 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： U0396A  ISSN： 1883-8944  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震津波の被害を受けて,レベル2津波の減災対策として多重防御構造の重要性が増している.本研究では定常流水路に様々な多重防御構造を配置して水路実験を行い,流況の相違を詳しく観察した上で,多重防御構造を津波が通過する前後で津波のエネルギー減少率を算出し,減衰効果を評価した.二線堤の構造について1つの堤防構造との比較から明らかにした.流れの構造を分類する指標を津波の運動量と堤防間に貯留可能な体積を基に定義し,内陸側の堤防の距離と高さについて有効な構造を検討した.堤防間で跳水が発生する条件内では,内陸側堤防の高さは低い方がさらに減衰効果を高めることが分かった.しかし,内陸側堤防を小さくしていくと途中で“振動現象”が発生し,減衰効果が極端に低下することから,水位状態分類指標から,振動現象が発生しない条件で計画・設計することが必要である.(著者抄録)

シソーラス用語： *津波 ,  水理模型試験 ,  構造 ,  *海岸堤防 ,  越流 ,  津波対策 ,  *災害対策
準シソーラス用語： *防災対策 ,  *2線堤 ,  *多重防御構造

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

タイトルに関連する用語 (3件)： 津波 ,  減勢 ,  堤防