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J-GLOBAL ID:201502210168337510   整理番号:15A1031891

共通環境下で窒素獲得の異なる対照的な気候からの2つのブナ(Fagus sylvatica)個体群の根上の外生菌根菌叢

Ectomycorrhizal Communities on the Roots of Two Beech (Fagus sylvatica) Populations from Contrasting Climates Differ in Nitrogen Acquisition in a Common Environment
著者 (11件):
資料名:
巻: 81  号: 17  ページ: 5957-5967  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: A0427A  ISSN: 0099-2240  CODEN: AEMIDF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ヨーロッパでは森林土壌は窒素制限土壌で,そこでは外生菌根菌が樹木栄養の重要な役割を持つ。窒素獲得の異なる対照的な気候のブナ(Fagus sylvatica)の根における外生菌根菌叢の違いを明らかにするために,ドイツの乾燥した環境の南西部のブナ(SW)集団および湿った環境の北東部のブナ(NE)集団を同一の環境に移植した。13CO2および15NH4+を用いて,炭素および窒素の循環を測定した。ブナの根の外生菌真菌数はNE集団の根の方がSW集団の根においてよりも多かったが,菌種の豊富性はSW集団の根の方が高かった。Cenococcum geophilumが両集団の根において最も多く検出できたが,その検出頻度はSW集団の根の方が2倍近く多かった。NE集団の根における外生菌叢の方が,SW集団の根におけるそれらよりも低い15N濃縮能を示したが,非菌根端ではこのような有意差は確認できなかった。いずれの集団における外生菌叢および非菌根端とも,13Cシグネチャに関する違いは無かった。移植8日後のブナの葉における15Nの蓄積量は,NE集団の方がSE集団よりも少なかった。乾燥した環境のブナの根の外生菌叢の方が,湿った環境の外生菌叢より効率的な窒素獲得能を持つと結論付けた。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
森林植物学  ,  土壌生物 

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