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J-GLOBAL ID：201502210170604029   整理番号：15A0994945

銀河形成のシミュレーションにおけるバーの宇宙進化

Cosmic evolution of bars in simulations of galaxy formation

著者 (4件)： OKAMOTO Takashi (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN) ,  ISOE Mari (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  ISOE Mari (National Astronomical Observatory of Japan, Tokyo, JPN) ,  HABE Asao (Hokkaido Univ., Hokkaido, JPN)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 67  号： 4  ページ： 63.1-63.18  発行年： 2015年 
JST資料番号： W2414A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 天の川銀河質量の銀河の形成を完全に自己無矛盾に流体力学シミュレーションするときに形成される二つのバーの進化を調べた。一方の銀河は,z=0の他方の銀河と比べて中心部への高い質量集中を示すとともに長く強いバーをもつ。強い方のバーはその角運動量を主として暗黒ハローへ移動させることによって進化する。従って,バーの振幅は時間とともに増大する一方でバーの回転の速さは時間と共に減少する。これらの特徴は理想化されたシミュレーションによって得られた結果と定性的に一致する。強い方のバーのパターンの速さはその進化ステージ初期において半回転の間に大きく上下する。これらの振動はバーがm=4のFourier成分と整列しない時に起こる。これらの振動は暗黒物質ハローの三軸性振動と相関するが,その様子は理想化されたシミュレーションで見られた様子とは異なる。弱い方のバーの振幅は,その回転が時間とともに遅くなるという事実にも拘わらず増大しない。この結果は理想化されたシミュレーションから期待されるものとは矛盾し,質量損失と恒星種族からのフィードバックに伴う中心密度の減少によって引き起こされる。弱い方のバーの振幅は円盤における恒星クランプとの相互作用による角運動量注入によって更に弱められる。両方の銀河において,バーは4:1共鳴の辺りで終端する。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *銀河形成 ,  *宇宙進化 ,  わが銀河 ,  棒 ,  構造
準シソーラス用語： 天の川 ,  流体力学シミュレーション

分類 (1件)： 星雲  (DB06000W)

引用文献 (66件)：

• Athanassoula, E. 2003, MNRAS, 341, 1179
• Athanassoula, E. 2005, MNRAS, 358, 1477
• Athanassoula, E. 2008, MNRAS, 390, L69
• Athanassoula, E. 2013, in Secular Evolution of Galaxies, ed. J. Falcón-Barroso & J. H. Knapen (New York: Cambridge University Press), 305
• Athanassoula, E., Machado, R. E. G., & Rodionov, S. A. 2013, MNRAS, 429, 1949

タイトルに関連する用語 (3件)： 銀河形成 ,  シミュレーション ,  宇宙進化