抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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18世紀の江戸時代の日本橋魚市場で発祥した鮮魚流通システム(法式書)について紹介する。日本橋魚市場は,1604年に開設された後,約300年に亘って,江戸の町民,江戸幕府を支える生鮮流通機能を果たした後,関東大震災(1923年)で被災し終了した。本報では,日本橋魚市場の卸売場法として機能した「法式書」の歴史をまとめた。1)日本橋魚市場「法式書」,2)江戸の鮮魚流通の特徴,3)古法式書と肴問屋四組法式書遵守令,4)1722年(享保7年)の意味,5)それでも続けられた幕府の助成,6)幕府納魚制度の終焉と日本橋魚市場 の6項目に分け,歴史を顧みた。