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J-GLOBAL ID：201502210193963557   整理番号：15A1031642

中国地方の市街地におけるシダ類の種組成と気候要因との関係

Relationship between fern vegetation and climatic factors in the urban matrix of the Chugoku district, Japan.

著者 (2件)： 村上健太郎 (名古屋産大 環境情報ビジネス) ,  森本幸裕 (京都学園大 バイオ環境)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 41  号： 1  ページ： 121-126  発行年： 2015年08月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,中国地方の市街地に生育するシダ類の種組成を調査し,気候要因との関係を検討して,今後の気候変動モニタリングについて考察した。TWINSPAN,分類木によって,中国地方のシダ類の種組成は,暖かさの指数,全天日射量の違いに最も強い影響を受けていることが明らかになった。暖かさの指数が最も高い地域ではイヌケホシダ,ホウライシダ,カニクサなどが指標種として選択され,最も低い地域ではイヌワラビなどが指標種として選択された。推定されるシダ類群落タイプを地図化し,地球温暖化やヒートアイランドによる気温の上昇に伴い,亜熱帯性種が移入しやすいと想定される地域を特定し,どこで,どのようにモニタリングすべきかについて議論した。(著者抄録)

シソーラス用語： 市街地 ,  *しだ類 ,  *地球温暖化 ,  *ヒートアイランド ,  組成 ,  生物指標 ,  生息場所 ,  監視 ,  指数 ,  全天日射
準シソーラス用語： *ヒートアイランド現象 ,  モニタリング ,  気候変動生物指標 ,  種組成 ,  人為的ハビタット ,  全天日射量 ,  暖かさの指数

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  植物に対する影響  (EE04030Z)

引用文献 (22件)：

• 1) Barrington, D. S. (1993) Ecological and historical factors in fern biogeography. Journal of Biogeography, 20 (3) : 275-280.
• 2) 独立行政法人国立環境研究所. (更新: 2005年1月27日) “地球温暖化が日本に与える影響について”.国立環境研究所ホームページ. http://www.nies.go.jp/whatsnew/2005/ 20050127/20050127.html (参照: 2014年12月1日).
• 3) Dufrene, M. and Legendre, P. (1997) Species assem-blages and indicator species: the need for the flexible asymmetrical approach. Ecological Monoghraphs, 67 (3) : 53-73.
• 4) Given, D. R. (1993) Changing aspects of endemism and endangerment in Pteridophyta. Journal of Biogeography, 20 (3) : 293-302.
• 5) Higa, M., Nakao, K., Tsuyama, I., Nakazono, E., Yasuda, M., Matsui, T. and Tanaka, N. (2013) Indicator plant species selection for monitoring the impact of climate change based on prediction uncertainty. Ecological Indicators, 29: 307-315.

タイトルに関連する用語 (6件)： 中国 ,  地方 ,  市街地 ,  シダ類 ,  種組成 ,  気候要因