抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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モニュメントを兼ねる細長い階段の振動実験と固有振動計算を行って比較検討し,その結果をもとに振動に対する使用性の簡単な評価法を提案した。検討対象とした階段は諸元の異なる2本(縦桁スパンは各9.49m,9.3m)で,実験では定速歩行ほかの振動源による加速度を測定し,周波数応答関数,固有振動数,減衰定数,動的荷重係数,等価正弦波ピーク加速度を求めた。固有振動計算は階段を水平と角度を成す等分布質量単純梁として扱った。実測の固有振動数7.3,8.0Hzに対して計算値はそれよりも小さく(0.70倍,0.84倍),使用性評価のうえで安全側になることが確認された。歩行に伴う階段各部の応答加速度を梁の振動論から求め,これを加速度恕限度と比較することで振動に対する使用性を評価することができる。例題を用いて具体的な計算手順も示した。