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J-GLOBAL ID:201502210199295548   整理番号:15A1311361

高解像度台風モデルによる台風強度に対する温暖化影響のシナリオ間相互比較

INTERCOMPARISON OF GLOBAL WARMING SCENARIOS FOR TYPHOON INTENSITY CHANGE USING A HIGH-RESOLUTION TYPHOON MODEL
著者 (4件):
資料名:
巻: 71  号:ページ: I.1519-I.1524 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0396A  ISSN: 1883-8944  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,21世紀末における台風強度に対する温暖化影響量をシナリオ間で相互比較することを目的として,高解像度台風モデルを用いて擬似温暖化実験を実施した.高解像度台風モデルは,メソ気象モデルMM5をベースとした大気-海洋結合モデルであり,移動する台風の内部構造や台風強度を全生涯にわたって高精度に表現できる自動移動ネスティングが導入されている。3つの温暖化シナリオ(B1,A1B,および,A2シナリオ)に対する擬似温暖化実験の結果,平均的に見れば温暖化がより加速的に進行するA2シナリオにおいて台風強度は増大する傾向を確認した。しかしながら,可能最大強度に達するような猛烈な台風に限って見れば,温暖化の進行がより緩やかなB1シナリオで台風強度がより強化されることが明らかとなった。(著者抄録)
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
大規模擾乱,台風,大気重力波 
引用文献 (13件):
  • 1) Webster, P. J., G. J. Holland, J. A. Curry and H. -R. Chang : Changes in tropical cyclone number, duration, and intensity in a warming environment, Science, Vol. 309, pp. 1844- 1846, 2005.
  • 2) Emanuel, K. A. : Increasing destructiveness of tropical cyclones over the past 30 years, Nature, Vol. 436, pp. 686-688, 2005.
  • 3) 吉村純,杉正人,村上裕之 : 台風と地球温暖化, 気象研究ノート, 第227巻, pp. 91-128, 2013.
  • 4) IPCC : Climate Change 2013 -The Physical Science Basis-, Cambridge University Press, 1535p., 2013.
  • 5) 吉野純,岩本学士,安田孝志 : 地球温暖化の力学的影響評価のための台風渦位ボーガスの改良,土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 67, No. 2, pp. 416-420, 2011.
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